遠田郡涌谷町の箟岳丘陵の南麓に、標高30mほどの舌状台地があって、その北向きの
斜面に花木や常緑広葉樹が植えられ、公園風になっています。その一角にヒメユズリハか
ユズリハと思われる常緑広葉樹が1本あって、葉陰にたくさんの黒い実を付けています。
葉が小さめなのでヒメユズリハと思ったのですが、樹木図鑑によるとヒメユズリハの葉は
枝先に車輪状に付きますが、上向きに付くようです。私の写真の葉は全て下に垂 . . . 本文を読む
遠田郡涌谷町の箟岳丘陵の南麓に、標高30mほどの舌状台地があって、その北向きの
斜面に花木や常緑広葉樹が植えられ、公園風になっています。
園路を歩いていると、下手の斜面にグミくらいの大きさの赤い実が、たくさん生っている
落葉樹が見えます。歩み寄るとサンシュユの木ですね。
もう何度も霜が降りていますから、実が傷み始めていますが、まだ野鳥に食べられた形跡
はありません。彼らの好みに合わないのでしょうか . . . 本文を読む
遠田郡涌谷町の箟岳丘陵南麓、奥行きの浅い小さな谷の農道を入っていくと、山陰の
林縁にオドリコソウらしき植物が点々と生えています。葉の先端や鋸歯がやや丸みを帯びて
いまが、これは芽だし後間もない葉なのでしょう。株の成長に伴って、葉の先端も鋸歯の先
も尖ってくるようです。葉脈部分の窪みが少なく、毛がヒメオドリコソウほどは目立ちませ
んから、在来種のオドリコソウで間違いないでしょう。
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遠田郡涌谷町の北には、標高222mの箟岳丘陵が東西10kmにわたって連なっています。
この丘陵地は男鹿-牡鹿構造帯に沿っていて、安山岩質溶岩の上昇に伴って、浅海の堆積
層が押し上げられて形成されたものと推測されます。
平坦な沖積平野の真ん中にある丘陵地ですから、その麓には平地~山地の多彩な植物が
見られるだろうと、南麓の集落道や小沢周辺を踏査しました。
丘陵地の南麓は、軟らかい砂岩や凝灰岩からな . . . 本文を読む
南三陸町歌津地区の半島部は、殆どが台地状になっていて、そこに細い集落道や農道が
縦横に通じていて、点在する耕作地と集落を結んでいます。
ただ、現在は耕作放棄された田畑の方が多いようで、丈の高いヨモギやススキの草地に
変わりつつあります。
4ヶ月前、歌津地区半島部の農道歩きをしていて見つけたのが、見慣れない白花です。
観察したときから月日が経ったので、自生ポイントの記憶は曖昧ですが、たしか畑跡の林 . . . 本文を読む