登米市東和町米谷地区南部、山際の農道から分かれた南側の林道を行くと、沢沿いの
杉林の中を上がるようになります。小さな峠を越えて隣の沢へ下っていくと、浅いU字形
の谷の中を行くようになります。沢に降りてみると水が流れておらず、中小の礫が厚く
堆積しているだけです。水はこの礫の下を伏流しているのでしょう。
林道は杉林の中をなだらかに上がっていて、林床には大小の羊歯植物が生い茂っています。
大形の羊歯 . . . 本文を読む
登米市東和町米谷地区南部、集落近くの丘陵上に小さな神社があります。神社の背後は深い杉林になっていますが、神社下の斜面は草地になっていて、丈の低い草だけが茂っていますから、年に1~2度刈り払われているのでしょう。その草地に、細い葉を密生させた植物が群生しています。近くで観察すると、線形の葉が輪生していますから、カワラマツバかヤエムグラと思われます。 . . . 本文を読む
登米市東和町米谷地区南部、山際の農道を歩いていると、杉の木に絡んだつる植物
にたくさんの実が生っているのが見えます。卵形の葉と黒緑色の実から、ヤマガシュウ
と思われます。サルトリイバラの仲間ですが、それよりは少ない日照でも耐えるようで、
ここでは北向きの林際の木に絡んでいました。
二枚とも2018.12.3撮影
ヤマガシュウは雌雄 . . . 本文を読む
登米市東和町米谷地区南部、山際の農道を歩いていると、尾根下の杉林際の低木に
何かの実が20~30個生っています。用水路を飛び越えて樹下で観察すると、マメガキの
実のようです。「そうか、もう3~4回霜が降りたから、茶褐色に熟したんだね。」
枝を引き寄せ、1個もぎ取って食べてみると、とろっとした食感でほんのり甘いけれど、
すぐに渋みが出てきたので吐き出しました。
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南三陸町戸倉地区南西部、沢に沿った林道を上がり、三叉路から先は細流となった
沢の中を登ります。沢の岩盤や大石には苔が付着していることが多く、その何箇所かに
見慣れない丸葉の植物が生えています。カキドオシやチドメクサに似た葉ですが、これ
らは日当たりを好む植物ですから、日陰の沢中に生えるとは思えません。
何という種なのか、帰宅後に植物図鑑やネット検索で調べてみましょう。
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