遠田郡涌谷町の箟岳丘陵の南麓に、標高30mほどの舌状台地があって、その北向きの
斜面に花木や常緑広葉樹が植えられ、公園風になっています。
園路を歩いていると、下手の斜面にグミくらいの大きさの赤い実が、たくさん生っている
落葉樹が見えます。歩み寄るとサンシュユの木ですね。
もう何度も霜が降りていますから、実が傷み始めていますが、まだ野鳥に食べられた形跡
はありません。彼らの好みに合わないのでしょうか。
二枚とも2018.12.15撮影
サンシュユの中国名は「山茱萸」で、これを音読みしたものが和名となっています。
「茱萸」とは実がグミに見えることを意味していて、日本でもヤマグミと呼ばれたりします。
サンシュユの果実は日本薬局方に収載された生薬です。
漢方薬では「八味地黄丸」や「牛車腎気丸」に配合され、頻尿、排尿困難、残尿感、腰痛、
しびれ、かすみ目など、老化にともなう諸症状に用いられます。
有効成分はイリドイド配糖体(ロガニン、スエロシド)、タンニン類、サポニン類など。
民間では果実酒として飲まれていて、滋養強壮、糖尿、腰痛等に効果があるとされます。
2018.12.15撮影
ミズキ科ミズキ属の落葉広葉樹で、樹高3~5mの小高木。中国・朝鮮半島原産で、江戸時代
中期に薬用樹として我国へ渡来した。樹形は楕円状で、樹幹は通直。樹皮は黒褐色で、古く
なると不規則な薄片になって剥げ落ちる。小枝は細くて4個の鈍い稜がある。
葉は対生し、枝先に集まって付く。葉身は広卵形~卵状広楕円形で長さ4〜12cm、先端は尾状
に鋭く尖り、縁は全縁。側脈は4〜7対あり、湾曲しながら先端に向かう。
裏面は全面に白色の伏毛があるほか、脈腋に褐色の毛叢がある。葉柄は長さ5〜15mm。
花期は3〜4月、葉の展開する前に開花する。短枝の先に直径2〜3cmの散形花序を出し、
淡黄色の小さな花を多数付ける。花序の基部には総苞片が4個付く。総苞片は長さ6〜8mmの
広楕円形で、伏毛が密生する。花弁は4個、長さは3mmほどで、先は尖って反り返る。
雄しべは4個、花柱は1個。花柄は長さ5〜10mm。
果実は核果。長さ1.2〜2cmの長楕円体で、9〜11月に赤熟する。
核は長さ8〜12mm、中央に縦の稜がある。
斜面に花木や常緑広葉樹が植えられ、公園風になっています。
園路を歩いていると、下手の斜面にグミくらいの大きさの赤い実が、たくさん生っている
落葉樹が見えます。歩み寄るとサンシュユの木ですね。
もう何度も霜が降りていますから、実が傷み始めていますが、まだ野鳥に食べられた形跡
はありません。彼らの好みに合わないのでしょうか。
二枚とも2018.12.15撮影
サンシュユの中国名は「山茱萸」で、これを音読みしたものが和名となっています。
「茱萸」とは実がグミに見えることを意味していて、日本でもヤマグミと呼ばれたりします。
サンシュユの果実は日本薬局方に収載された生薬です。
漢方薬では「八味地黄丸」や「牛車腎気丸」に配合され、頻尿、排尿困難、残尿感、腰痛、
しびれ、かすみ目など、老化にともなう諸症状に用いられます。
有効成分はイリドイド配糖体(ロガニン、スエロシド)、タンニン類、サポニン類など。
民間では果実酒として飲まれていて、滋養強壮、糖尿、腰痛等に効果があるとされます。
2018.12.15撮影
ミズキ科ミズキ属の落葉広葉樹で、樹高3~5mの小高木。中国・朝鮮半島原産で、江戸時代
中期に薬用樹として我国へ渡来した。樹形は楕円状で、樹幹は通直。樹皮は黒褐色で、古く
なると不規則な薄片になって剥げ落ちる。小枝は細くて4個の鈍い稜がある。
葉は対生し、枝先に集まって付く。葉身は広卵形~卵状広楕円形で長さ4〜12cm、先端は尾状
に鋭く尖り、縁は全縁。側脈は4〜7対あり、湾曲しながら先端に向かう。
裏面は全面に白色の伏毛があるほか、脈腋に褐色の毛叢がある。葉柄は長さ5〜15mm。
花期は3〜4月、葉の展開する前に開花する。短枝の先に直径2〜3cmの散形花序を出し、
淡黄色の小さな花を多数付ける。花序の基部には総苞片が4個付く。総苞片は長さ6〜8mmの
広楕円形で、伏毛が密生する。花弁は4個、長さは3mmほどで、先は尖って反り返る。
雄しべは4個、花柱は1個。花柄は長さ5〜10mm。
果実は核果。長さ1.2〜2cmの長楕円体で、9〜11月に赤熟する。
核は長さ8〜12mm、中央に縦の稜がある。
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