東松島市上下堤地区南部、丘陵の裾に沿う細い用水路があって、その畦道を歩きながら
林縁の樹木や羊歯を観察していると、常緑広葉樹が茂っているのが見えます。
歩み寄るとカシの仲間と思われますが、よく見るシラカシよりも葉が大きく、縁に鋸歯が
ありません。さらに観察すると、葉柄が長く3cmほどありますし、葉の先端が長く尖って
います。ともかく写真を撮って持ち帰り、樹木図鑑と見比べて種を同定しましょう。
周 . . . 本文を読む
今年の1月中旬、南三陸町戸倉地区を踏査した際に、杉林の中で常緑の野生ランと思しき
植物を見つけました。素性が判らず放置しておりましたが、本日野生ランの本で調べてみた
ところ、ナツエビネの可能性が高まったので、記事としてアップします。
南三陸町戸倉地区西部、沢沿いの林道を上がり、その終点から山を越えて東側の沢筋へと
下っていると、杉林内に常緑の植物が生えているのを見つけました。
そこは斜面下に広が . . . 本文を読む
登米市東和町の嵯峨立地区東部、林道を東へ上がって行くと、標高100mを過ぎたあたりで
なだらかな尾根を越えます。そこに幅の狭い杉林があり、よく見るとかすかな踏み跡があって、
尾根の先の方へ延びています。これを行くとすぐに雑木林になり、そこで見かけたのがアオハダ
の若木です。灰褐色の樹皮に灰白色のまだら模様が入っているので、容易に見分けられます。
これが生えているのは頂稜部周辺だけで、斜面を下ってい . . . 本文を読む
登米市東和町の嵯峨立地区東部、林道や作業道を繋いで東へ上がって行くと、かつての
宿場町の米川へ至る物見峠があります。峠の手前に杉の植林地があって、周辺が深い藪に
なっているため峠へは行かずに、雑木林の中の尾根筋を下って集落まで戻ることにします。
道らしい道はないので、尾根筋を外さないよう注意しながら下って行きます。
30分ほど下ると伐採跡地に出ました。北西向きのなだらかな斜面で、下の方には伐採時 . . . 本文を読む
町内の散歩で見かけたスイセンノウの根生葉です。
公共施設の花壇とか、横丁の道路脇など3~4箇所に生えていました。濃い赤紫色の花が
咲くのは知っていましたが、名前が判りません。ムシトリナデシコに似た花を付けること
から、ナデシコ科だろうと見当を付けて検索したところ、写真が添付されている記事から
スイセンノウと判った次第。
二枚とも2 . . . 本文を読む