里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ユキノシタ 岩壁に着生

2019-03-13 | 日記
登米市東和町米谷地区南部、沢に沿った集落道を上がって行くと、両岸から岩山が迫って 峡谷のようになった箇所があり、その上手に小さな滝がかかっています。 斜面を下って滝の直下に降りると、あたりの岩壁にたくさんのユキノシタが着生しています。 ただ、ずいぶん小さいものが多いですね。岩壁に着生したコケに生えているため、十分な栄養 が得られないものと思われます。 沢を少し下ると杉林になり、その林床では標準的 . . . 本文を読む

ウリハダカエデ 菱形模様の樹皮

2019-03-07 | 日記
一関市藤沢町大籠地区東部、愛宕山から南に延びた尾根を下っていると、何本かが束生 した株が点々と見られます。その樹皮が特徴的で、暗緑色と灰褐色の縞模様になっていて、 さらに菱形や矩形などの皮目があります。これはウリハダカエデの若木ですね。 沢沿いのゆるやかな斜面などで見かける木ですが、この尾根筋が平坦で土が深く、日当たり も良いことが好まれたのでしょう。                    . . . 本文を読む

ヤマナシ トゲ状の小枝

2019-03-05 | 日記
一関市藤沢町大籠地区東部に、愛宕山という標高280mほどの里山があって、山頂には松や 杉の大木に囲まれて、小さな石祠が祀られています。愛宕神社は「防火の神様」として信仰 を集めていて、京都に御本社があります。 愛宕山から南に細長く尾根が伸びていて、道はありませんが、これを下っていくと里に下り られるようです。尾根上は松の混じった雑木林になっていて、南に向かって緩やかに標高を 下げていきます。そん . . . 本文を読む

ハリギリ 深裂する樹皮

2019-03-02 | 日記
気仙沼市本吉町山田地区西部、なだらかな丘陵地に広がる牧草地に立つと、西に大木の 混じった雑木林が望めます。これを上っていくと、岩手県境でもある尾根筋が南北に延びて いるので、これを辿って一関市藤沢町大籠地区に下ることにします。 道らしい道は無いものの、冬枯れの今は林内の見通しが良いので、地形図を読みながら尾根 から尾根へ歩き繋いでいくことになります。 なだらかな尾根を上っていくと、ちょっとした大 . . . 本文を読む