登米市東和町米谷地区南部、沢に沿った集落道を上がって行くと、両岸から岩山が迫って
峡谷のようになった箇所があり、その上手に小さな滝がかかっています。
斜面を下って滝の直下に降りると、あたりの岩壁にたくさんのユキノシタが着生しています。
ただ、ずいぶん小さいものが多いですね。岩壁に着生したコケに生えているため、十分な栄養
が得られないものと思われます。
沢を少し下ると杉林になり、その林床では標準的 . . . 本文を読む
一関市藤沢町大籠地区東部、愛宕山から南に延びた尾根を下っていると、何本かが束生
した株が点々と見られます。その樹皮が特徴的で、暗緑色と灰褐色の縞模様になっていて、
さらに菱形や矩形などの皮目があります。これはウリハダカエデの若木ですね。
沢沿いのゆるやかな斜面などで見かける木ですが、この尾根筋が平坦で土が深く、日当たり
も良いことが好まれたのでしょう。
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一関市藤沢町大籠地区東部に、愛宕山という標高280mほどの里山があって、山頂には松や
杉の大木に囲まれて、小さな石祠が祀られています。愛宕神社は「防火の神様」として信仰
を集めていて、京都に御本社があります。
愛宕山から南に細長く尾根が伸びていて、道はありませんが、これを下っていくと里に下り
られるようです。尾根上は松の混じった雑木林になっていて、南に向かって緩やかに標高を
下げていきます。そん . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町山田地区西部、なだらかな丘陵地に広がる牧草地に立つと、西に大木の
混じった雑木林が望めます。これを上っていくと、岩手県境でもある尾根筋が南北に延びて
いるので、これを辿って一関市藤沢町大籠地区に下ることにします。
道らしい道は無いものの、冬枯れの今は林内の見通しが良いので、地形図を読みながら尾根
から尾根へ歩き繋いでいくことになります。
なだらかな尾根を上っていくと、ちょっとした大 . . . 本文を読む