登米市津山町、河川敷の水路沿いの細道を歩いていると、ヨシやヤナギが茂る藪際に、白い傘型の花序を付けた背高の植物が群生しています。歩み寄って確認するとソクズの花のようですが、林際や耕作地周辺で見かけるソクズは、横に枝を伸ばして全体としてモッコリと茂っていて、こんなにも背高に伸びているのは見たことがありません。草丈は2m以上もありそうです。
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登米市津山町、河川堤防下の耕作放棄地の際を歩いていると、先の草むらの中に黄色い花が群れ咲いているのが見えます。歩み寄って観察するとオグルマで、島状に二つの群落があって、草丈のある株は強風に煽られたのか倒れ伏していて、先の方だけL字形に立ち上がっています。
堤防下にある草地のためか、或いは近くに田んぼがあるせいか一帯はかなり湿っていて、窪地には少し水が溜まっています。オグルマは溜池の土手や田んぼの . . . 本文を読む
登米市津山町、川沿いの道路を南へ歩いて行くと、道下の草藪際に橙赤色のラッパ形の花が群れ咲いています。もう旧盆の入りですから、キツネノカミソリの花ですね。夏草やつるが濃密な藪をなしているので、大きな群落は見られませんが、藪の隙間を見つけては10~20本と咲いています。ただ、すでに萎れてしまった花もかなりあるので、花の盛期は5~6日前だったと思われます。
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南三陸町の杉林内、荒れた作業道を上がって行くと、伐開されたエリアがあって、そこに草丈3mほどもある背高な植物が数本茂っていて、今は茎や枝の先端側にたくさんの果実を円錐状に付けています。これはタケニグサですね。伐採跡地や林道の法面などに逸早く侵出する先駆植物(パイオニアプランツ)です。
子供の頃はこの果穂を採って、振り回してはシャカシャカ鳴らして遊んだものです。振ると長さ2cmほどのサヤ同士が当た . . . 本文を読む
南三陸町の杉林内、荒れた林道を上がって行くと、あちこちにガンクビソウの花が咲き始めていました。花は黄色い筒状花だけからなるため小さく、あまり目立ちません。花が咲き始めているのはやや日当たりの良い場所の株で、樹陰ではまだツボミのままです。
二枚とも2021.8.6撮影
この杉林へ上がったのは、地味なガンクビソウの花が目的ではなく . . . 本文を読む