白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

白砂山 残雪とシラネアオイに出会えた山旅

2017年05月30日 21時18分13秒 | 登山

『白砂(しらす)山と小さな声で読んでみただけで、なんと多くの美しいイメージが浮かんでくることだろうか。』

信州百名山の著者、清水栄一は書く。

信州と上州の国境にあり、標高2140メートル。

奥深い山々に囲まれた、静寂の山。

この時期はシラネアオイが咲いている。

直線距離では我が家から横手山を越えて、その裏側なのでそんなに遠くないが、道路がない。

遠く菅平を越えて、吾妻渓谷を通り、草津を抜け、野反湖まで、2時間以上かかる。

 

このところ、色々な仕事に追われ、正月の飯綱山以来、山に行っていなかった。

おまけに脊柱管狭窄症などと言われ、腰痛と脚の痺れのなか、先週はハーフマラソンを走った。

まだその症状は続いているが、そんなことで山登りをあきらめるつもりはない。

 

 

登山口の野反湖。

 

 

 

エンレイソウも迎えてくれる。

 

 

 

日本2百名山でもあるので、何人かの登山者の姿もある。

澤筋には豊富な残雪。

前を行く若者たちはアイゼンを付けた。

 

 

 

いくつかのピークを越え、山頂へ続く稜線にはシラネアオイの花。

なんて優しい色をしているのだろう

 

 

 

山桜も咲いていた。

 

 

 

長い間その名を眺めて、その姿を思い描いていた遠い思い人のような白砂山が、そこにある。

 

 

 

山頂からは360度の展望。

奥深い上信越の山々の姿はいくら見ても飽きない。

 

 

雲が時おり山頂をよぎっていった。

 

 

 

八間山に続く稜線からは浅間山も見えた。

 

昨年の夏、燕岳に登った。

その時はすごい混雑で、とても静かな山歩きなどできなかった。

登山者が増えるのは多分いいことなのだろうが、度を超すといろいろ困ることが起きる。

こんな奥深い山で、静かな山歩きができるのは幸せなことだ。

 

帰路、草津温泉で手足を伸ばし、この山歩きをゆっくりと反芻したのであった。