白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

棚田の田植え

2017年05月27日 20時34分42秒 | 日記

日本人の主食、米。

これがどんなふうに作られるのか知らないのは、とても恥ずかしい。

日本の田園の原風景、棚田。

長野市中条の田んぼの会で、恒例の田植えがあった。

午後からなので、少し早めに出かけた。

中条にある村の駅つくしで、郷土食のぶっこみを食べた。

甲州のほうとうと同じものだが、かぼちゃは入っていない。

小麦粉を練って伸ばしたものだが、うどんとは食感が違う。

つるつると手繰り込むとは違って、かんで食べる感じ。

味噌味とよく合って、とても満腹になる。

 

顔なじみになった田んぼの会の会員さんたちが、都会からも田舎からもやってきた。

今では、田植え機で植えてしまえばあっという間に終わってしまうのだが、田植えの原点の戻って手植え。

今回は初めて参加する娘さんもいて、平均年齢が一気に下がる。

この地は紛れもなく限界集落で、今年は小学校1年生が一人もいなかったという。

近くからはわからないが、少し離れてみると、小さな田んぼが段々に並んだ棚田の風景。

 

おこびれのおやきは、会長さんの奥さんの手作り。他に煮物や山菜料理。

これがたまらなくうまい。

 

田植えも1時間ほどで終わり、やきもち家に移って、入浴と交流会。

ビールやお酒、いろいろなごちそうが出るが、おこびれにはかなわない。

少しずつ交流を深めながら、また秋の稲刈りでの再会を約して帰宅。

実際に自分の手で関わることの深い満足感。

紙の上やパソコンの上だけ、口先だけで仕事をする人にはわかるまい。

 

さて、明日は待望の白砂山登山。

これも深い満足感を得られるだろう。