白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

春の妖精に逢いに

2022年03月24日 20時57分18秒 | 日記
春分の日が過ぎたというのに雪が降った。
暖かくなった後、また寒さがやって来た。
平和な世の中になったと思ったら、また戦が始まった。
核廃絶が世界の大きな流れになろうとした矢先、核使用の危機がやって来た。
コロナが落ち着いたと思ったら、再び感染が拡大しつつある。
御嶽海は大関になったと思ったら、優勝戦線から脱落。
何もかもが、行きつ戻りつして定まらない。

そして僕は、ここに何を書けばいいのだろう。
気持ちも大きな振り子のように揺れている。
人間の認識というものには限界がある。
一方で、科学や文化、道徳的規範、生産力などは発展する。
それに伴って人間の認識もまた発展する。
だが、プーチンのそれは20世紀のまま発展を止めてしまったように見える。
かつては植民地の分け取りが当たり前に行われていた。
それが、今世紀ではそんなことをすれば世界中から袋叩きだ。
ジェンダー平等もそうだ。
人間の認識は絶えず発展させなければ、時代遅れの思想にしがみ付いたまま、過去の遺物になってしまう。
一部の政治家の頭の中には戦前の亡霊が憑りついているように見える。
認識も常にアップデートしていかないとならない。

そんな危機意識を抱きながら、少しでも気持ちを明るい方へ向けるために、春の要請に逢いに行ってきた。


一重のセツブンソウと八重のセツブンソウ。

♪野に咲く花はどこに行った
そんなことをちらっと思いながら少しの山歩きを楽しんだ。

畑の雪もやっと解けて、そろそろ農作業の準備が始まる。
種芋を購入した。
キタアカリ2キロ。男爵2キロ。メークィン1キロ。
いつも作り過ぎてかみさんに嫌味を言われるので、控えめにした。

数日前、粗挽き蕎麦粉を使って蕎麦を打った。
わが家では、この蕎麦が一番人気。
次回の蕎麦の会で、この粗挽き蕎麦粉がテーマなのだが、何しろ難しい蕎麦粉。果たして繋がった蕎麦になるのか心配。
これまでの練習の成果が試される課題だけに、変更しようか迷っている。
これまで二八蕎麦がメインで、今月一九蕎麦に挑戦した。その結果、やっぱり基本に立ち返り、二八から出直した方がいいような気もしている。
蕎麦打ちの出来も、良かったり悪かったり、揺れているのだ。

思い悩むのに疲れたときには、珈琲タイム。
今回仕入れた生豆はこの三種類。
5キロづつだ。
どんな味と香りが楽しめるだろう。
もう少しすれば桜の季節だ。



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2 コメント

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Unknown (pp)
2022-03-25 09:57:24
センブツソウ、始めてみました~
高山植物でしょうか、派手さのないところが素敵です。
畑に蕎麦に珈琲、ルーティーン出来る幸せ、それを見ることが出来るこちらも幸せです。
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絶滅危惧種 (Nob)
2022-03-25 12:44:51
北海道には無いのでしょうか。里山の林の中に自生しています。絶滅危惧種で、限られたところにしか無いようです。
このままでは、人間も絶滅危惧種の仲間入りかとヤキモキしています。
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