旅は立ヶ花駅から始まった。
飯山から栄村を抜け、越後田中まで前回到達した。
その続きをと思い天気予報を見ると、曇りから雨のマークがある。
そこで、急きょ予定を変更。
立ヶ花から飯山線の起点、豊野駅までランニングすることにした。
ここは千曲川に沿ったお気に入りのコース。
鉄道と千曲川に挟まれたのどかな道。
車もほとんど通らない。
信濃浅野駅は飯山線には珍しい有人駅。
ディーゼル車が走るので、架線がない分、すっきりとしている。
ここまで2キロほど。
昔の飯山街道に沿って走る。
いかにも歴史の流れから切り離されたような静かな通りが続く。
豊野駅の駅舎が見える。
ここは、今ではしなの鉄道になっているが、かつての信越線の駅で、ここから飯山線が分岐する。
国鉄がJRになり、赤字路線はどんどん切り捨てられて、長野から直江津までは第三セクターの運営になってしまった。
青春18切符が使えなくなったのは、貧乏人には辛い。
そんな中、飯山線は辛うじてJRから切り捨てられていない。
冬の豪雪地帯にとっては命綱のような鉄道なので、効率最優先のやり方では住民が困る。
この駅から終点の越後川口までおよそ鉄道の距離で100キロほど。
道路ではもっと距離が延びる。
おりしも列車が駅に滑り込んできたので1枚パチリ。
立ヶ花駅からここまで、4キロと少し。
列車で引き返すほどの距離でもないので、ランニングで戻ることにする。
この川が、10年以上前、豪雨で氾濫して豊野町が水に浸かる原因になった鳥居川。
向こうに見えるのが飯山線の鉄橋だ。
立ヶ花駅まで、総距離9.3キロ。
タイム54分25秒。ペース5分51秒。ピッチ174。歩幅0.93.
ランニングに関して最近思うことは、いかにロスなく体を前に運べるかということ。
以前、ピッチ165の時は無理して歩幅を伸ばし、無駄な力を使っていた。
筋力で走っていたが、今ではリズムで走ることに心掛けている。
それというのも、年末に総距離130キロに及ぶトレイルランニングにエントリーしているので、いかに省エネで走るかが課題。
それはもうスピードよりも持久力の勝負なので、それに見合った体を作っていかねばならない。
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