白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

一瞬のきらめき 夏の穂高岳

2016年07月30日 21時07分37秒 | 登山

関東甲信越はまだ梅雨が明けなかった。

27日の朝4時、松本市内は土砂降りの雨。

沢渡の駐車場に着くと雨は上がった。

タクシーで、ゲートが空くのを待って上高地に入った。

まだ奥穂に登ったことがないかみさんを案内して、岳沢から前穂、奥穂、涸沢、横尾、上高地と巡るコース。

少し強行軍だが、本日はは高岳山荘までの行程。

 

       

     岳沢小屋前のコーヒータイム                 短い夏の一瞬のきらめき  お花畑       和声エーデルワイス ははこぐさ   

 

 

        

雨に濡れたハクサンフウロ                黄色の花が一番虫を呼ぶという               透き通ったような不思議な花びら

 

 

        

イワツメグサだったかな                       ツリガネニンジン             霧が流れ 幻想的な風景を作っていた

 

 

       

ウサギギク                       白い清楚な佇まい                        この山の険しさ 

 

 

        

霧が流れ 明神だけが姿を見せた                 岩と花                紀美子平にザックをデポ。急峻な岩場を攀じると前穂山頂。 

 

 

        

雲の向こうにうっすらとジャンダルム。         奥穂付近に来ると、涸沢カールが見下ろせ                   振り返ると釣り尾根の向こうに前穂の雄姿   

「顔無しが立っているみたい」かみさんが言った。

 

       

奥穂から宿泊場所の穂高岳山荘を目指す。      たくさんの山の本が置いてある僕の大好きな場所   三千メートルを超す山の上とは思えない 山小屋の夕食

山荘へは急な岩場を下る

 

 

急な岩場を攀じていると、何も考えない。無念無想になれる。

修験者の山が険しいのはそんな理由があるのだろう。

山で感じた喜びや感動は、文章にしてしまうと変容してしまう。

既に自己完結してしまっている。

午後2時台に山小屋に着いて、まだ最盛期の較べれば、宿泊者が少なくて、ゆったりと贅沢な時間を過ごした。

 


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