自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ
自分に向けた言葉なのだろうか、自分でもよくわからない。
なぜかこんな言葉がふと浮かんできた。
茨木のり子さんの『自分の感受性くらい』の一節。
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
痛い。
東京オリンピック狂想曲と新型コロナ騒ぎの中で、気持ちに潤いがなくなって来つつある。
そんな中での二月の蕎麦の会例会。
今回は新しい女性の参加者が1名。
なんと半世紀以上前の小中学校の同級生。
小学校の同級生だというのは覚えていたが、中学校でも同級生だったと、卒業写真を見て確認したと彼女は言う。
もう昔のことだとは言え、覚えている人は何人もいる。
ということは、お互いにさほどの関心を持ってはいなかったのだろう。意中の人は別にいたのだ。まあいい、昔のことだ。
初めてにしては手つきが良い。
蕎麦打ち台はアカシアの集成材を買ってきて自作。
この蕎麦打ち台は蕎麦打ちを始めた時にセットで購入したもの。
まな板と駒板も自作。包丁の扱い方が上手い。さすが主婦。
麺棒も米ヒバで自作。手が荒れているというので手袋着用。
初めての参加者がいるので、自宅で打って持参した蕎麦を茹でる実演。
一人半人前ずつ試食。
こんなにコシがある蕎麦、初めて。香りもすごい。
好評でよかった。
この蕎麦粉は妙高の農産物直売所トマトで購入したもの。
小出農場のもので、1キロ1,200円。
店頭で蕎麦粉を見てひとめぼれ。
打ってみていい蕎麦粉だと自分の感受性が告げる。
食べてみてさらにそのおいしさに好感度アップ。
今は加水率が表示されている蕎麦粉を教材に使っているが、時には旅先で蕎麦粉の目利きをして購入し、自分の感受性で加水率を特定し蕎麦を打つこともとてもいい刺激になる。
参加者も自分の感受性で加水率を見極め打てるようになって欲しいものだ。
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