白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

信州100名山 84座目 南木曽岳

2018年11月16日 17時50分39秒 | 登山

 

少し前のことになるが、一応書き記しておこう。

11月1日に、日本三百名山にも選定されている南木曽岳に登った。

信州百名山のひとつでもある。

信州といってもとても広くて、自宅から東京までの距離と南信の飯田までの距離がほぼ同じ。

身近な山はほぼ登り尽くして、残っているのは遠くの山ばかりだ。

豪華に泊りで行くような境遇ではないし、夏場ではないのでテント泊も気が重い。

残された山は

  北アルプス  ①烏帽子岳 ②野口五郎岳 ③鷲羽岳 ④三俣蓮華岳 ⑤餓鬼岳 ⑥霞沢岳

  木曽山群 ⑦鉢盛山 ⑧小秀山  

  中央アルプス ⑨経ヶ岳 ⑩空木岳 ⑪南駒ケ岳 ⑫安平路山 ⑬南木曽岳 ⑭富士見台

  南アルプス  ⑮鋸岳 ⑯赤石岳 ⑰池口岳

この17座。

北アルプスではもう冬モードだし、南アルプスは日帰りはきつい。

さらに、かみさんと、この10月に傘寿を迎えた義姉も連れていきたいとなると、登れる山は限られる。

そこでピックアップしたのが南木曽岳。

標高は1,679メートル。登山時間も5時間半に収まる。

但し、登山口までの時間が車で4時間くらいかかる。

この山の近くに2時間くらいで登れる富士見台があるが、今回は無理をしないことにした。

蘭コースから入山。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この場所が山頂。もう少し先に展望所がある。

このベンチで、ジェットボイルのバーナーでコーヒーを淹れた。

インスタントだったが、義姉にもかみさんにもおいしいと好評だった。

日帰りの山で、わざわざバーナーと水を背負っていくのも気が進まなかったが、ジェットボイルは嵩張らないので、今回は持参した。

陽だまりの中とは言え、暖かい飲み物はこの時期有り難い。

 

御嶽山の雄姿が見えた。

もう4年位前になるだろうか。同じメンバーで高妻山に登り、山頂から少し下ったところで、ラジオから御岳山噴火のニュースが飛び込んできた。

直接は見えなかったが、その後のニュースで大惨事になっていることを知った。

まだ行方不明者もいるというが、入山規制は最近解除されたという。ただただ犠牲者の冥福を祈るばかりだ。

 

乗鞍も見えた。

 

足元には霜柱。

 

中央アルプスものどかな秋の日差しの中にどっしりと座っていた。

 

立派な避難小屋。

 

この山は登りと下りのコースが専用になっていて、山頂から下り始めた反対側は見事な草原になっていた。

 

あれが空木岳、それが宝剣岳と山々を眺めながらしばし時を忘れる。

 

 

下りコースはかなり急なところもあったが、楽しかった。

 

帰路、近くの大江戸温泉物語ホテル木曽路で日帰り入浴。

色々な浴槽があって楽しめたが、本当はもっと鄙びた温泉が好み。

夕食を食べ、家に帰り着いたのは21時半。

 

結局山に登った時間は5時間半だが、車を運転していたのは8時間になる。

残された山はほとんどこんな感じだ。

残る16座をどう登ろうかと、思いを巡らすのは楽しいひと時だ。

北アルプスは烏帽子、野口五郎、鷲羽、三俣蓮華の4座は裏銀座縦走で、餓鬼岳、霞沢岳は日帰りで、南アルプスは聖から赤石を越えて三伏峠までの縦走。鋸、池口は頑張って日帰り。

中央アルプスは空木、南駒ケ岳はちょっと豪華に一泊で。経ヶ岳、安平路は日帰り。息抜きに富士見台。

木曽山群は鉢盛山、小秀山共に日帰り。

そんな中で、出来るだけかみさんや義姉も連れて行ってやりたいと思い、可能な山を探す。

今年はあと一つ、富士見台くらいだろう。

11月中に行けるように計画しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もう冬景色? (nob)
2018-11-19 00:30:37
北海道はもう初冬なのでしょうか。少しもの悲しく人恋しい夜更け、まさに晩秋の信州です。しみじみと人生のことなど考えたりしています。僕には縁がないのですが、演奏を楽しまれているのでしょうか。今年も残り少なくなりました。おいしいパンも焼いているのでしょうね。
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いいですね~ (pp)
2018-11-18 17:09:32
美しい山々に紅葉、一枚一枚が一緒に登っているような気持ちにさせてくれます。
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