白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

五月の風の中で

2015年05月19日 21時22分44秒 | 日記

爽やかな風が吹いた。

この葉が揺れた。

柔らかい緑が心を優しくなでる。

 

 

このところ手入れしてきた庭を2階から見下ろしてみた。

石は全て地中から出てきたものを敷き詰めた。

埋立地なので、植物の下も石だらけの庭だ。

少しずつ石を掘り出し、柔らかな土に作り変えてきた。

粘土質なので、落葉や野菜くずを入れた。まだまだ途中だが、庭の一角に作った小さな菜園ではいい野菜が育つようになった。

ホウレンソウを収穫しお浸しに。

鰹節をかけて、しょうゆをたらせばホウレンソウの甘さが際立つ。

ラディシュは味噌を付けてかじる。

シャキッとしてみずみずしい。

小松菜は初収穫。

味噌汁の具にする。

そこにネギを浮かべれば、なんて豊穣な味がするんだろう。

大地の豊かさがここにある。

 

 

 

 

思えば、庭の樹木たちは劣悪な環境によく耐えてきた。

早く木を植えたくて、取り敢えず浅く耕して植えてしまった。

当然その下はスコップも歯が立たないような粘土質の土に石がたくさん混じっていて根も張れなければ養分もない。

その後徐々に手入れをしているのだけれど、木が大きくなり、太い根を張ってしまえばその下はいじりようが無い。

それでも周りを少しずつ土地改良工事を進めている。

ここに家を作って20年。

やっと落ち着いて庭いじりが出来る境遇になった。

目標は山の土のようにふかふかの土を作ること。

1輪だけあるニッコウキスゲがつぼみを付けた。

 

 

いつ咲くのだろうか。楽しみだ。

 

5月の下旬。

農作業の忙しい時だが、23日には布引伝説ウォーキングに参加の予定。

伝説の苦行コース64kmにエントリーしている。

その昔、おばあさんが洗濯をしていると、牛がその白い布を角に引っ掛け走って行ったそうな。

おばあさんは牛を追いかけたところ、着いたところが善光寺だったそうな。

それ以来おばあさんは信心深くなったということじゃ。

『牛にひかれて善光寺参り』という故事にちなんでのウォーキング大会。

朝の4時スタート。

日中は暑いだろうなあ。

まあ、なるようになるさ。

本当は街ではなく山を歩きたい。

アスファルトの上だけ歩くのはかなり辛い。

6月には山に行くとしよう。

 

 

 

 

 

 

 


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