白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

こんな雪の日は  

2016年03月09日 20時53分57秒 | 日記

再び冬将軍が戻って来た。

フクジュソウも咲き、すっかり春の気配だった庭も、見る間に白くなった。

 

 

暗いニュースが多い中で、稼働中の原発の停止を命じる判決が出たとの報。

司法も、まんざら死んではいなかったのだな。

 

こんな日は外に出ない。

そばを打った。

           

 

         

 

  

 

そば粉は、高山製粉の縄文。

とても打ちやすい粉だ。

水捏ねで十割そばも楽に打てる。

今回は二八そばにした。

 

 

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昨日、近くの山へランニングに行ったついでに採って来た、フキノトウのてんぷらを添えて完成。

そばは肥満防止や、高血圧の予防、糖尿病の予防など、健康にも良いという。

 『そばのたんぱく質には体脂肪の蓄積を抑制する作用があるとされ、高脂血症の予防や肥満防止に役立ち、生活習慣病の予防へと結びつきます。
 よくそばの栄養成分として耳にするのはルティンではないでしょうか。ルティンは水溶性ビタミン様物質で、ポリフェノールの仲間。ビタミンCの作用を強め、毛細血管を強くします。具体的にいうと、毛細血管の収縮作用、血圧降下作用があって、高血圧や脳出血などの出血性疾患を防ぐはたらきがあります。そばを食べるときは、ビタミンCを多く含む食品をプラスしましょう。
 そのほか、余分な塩分を体外に排出するカリウム、インスリンの構成成分で、細胞の新生や再生、感染症の予防にはたらく亜鉛といったミネラルもそばには多く含まれ、血圧を下げて、糖尿病の予防にも役立ちます。白米では期待できないビタミンB1食物繊維などの供給源としても優れた食品です。』  

そばの栄養について調べると、おおむね上の様なことが書かれている。

友達の女性は脳血管が破裂して、左半身がマヒする後遺症が残った。

余り運動できないので、ついカロリーの取り過ぎになり、体重が増える。

定期検診に行く度に、もう少し体重を落としなさいと言われるそうな。

そばを打ち、たまにその女性を呼ぶと、うれしそうに言った。

『そばだけは、いくらた食べてももいいと、先生が言った』と。

 

3月から4月に代わる時に、旅に出る。

数年前から歩き継いでいる、東海道の旅だ。

三河の藤川から岡崎、知立、鳴海、宮の辺り。

二泊分の宿を探した。

一泊五千円以下の安宿だが、朝食は付く。

歩きに行く頃は、桜の花が散り始めているだろうか。

 


解らない

2016年03月08日 20時02分22秒 | 日記

僕には解らない。どうしたって解らない。

おおっぴらに、強盗団とか窃盗団と呼ばれて怒らない団体があるだろうか?

そんな風にマスコミに報道されたら、抗議するし、名誉棄損で告訴だってありうる。

今、分裂騒動で、物騒な騒ぎを各地で起こしている、あの団体はどうなのだ。

放送局でも、雑誌でも、新聞でも、警察でさえも、暴力団と言っているではないか。

強盗団や窃盗団は許されないが、暴力団は存在が許されるのだろうか?

反社会的なことに変わりはないではないか。

それが判っていて、自他共に、その存在が公認されているのはなぜだ。

あの団体が、暴力団と呼ばれたと抗議したというニュースは聞いたことがない。

とすれば、あの団体は暴力団と呼ばれることに誇りでも持っているのだろうか。

迷惑な、反社会的な団体だと、警察も認めているのなら、さっさと取り締まればいいではないか。強盗団や窃盗団と同じように。

 

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本日の走行距離 6キロ。 3月の月間走行距離 93.6キロ。

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おまけ

『ほどの良い 風が柳を ひきたたせ』

柳亭市馬の色紙が我家にある。

数年前、上山田温泉の落語会で抽選に当たった一枚。

あの市馬さんも今や落語協会の会長になった。

 

『私の話を聞いて...、人生に智恵になった。生きる目標になった。そんなおきゃくさまはこれまで一人もおりません。それが自慢です。与太郎ですから...』

これは、今年、上田の落語会で当たったポケットティッシュケースに書き込まれた文章。

大好きな落語家、瀧川鯉昇のもの。

 

考えてみれば、かみさんと出かけた落語会で、くじ運が極めて悪い僕が、三度抽選に当たっている。

『笑点』の公開録画の抽選では、かみさんは二度出して二度とも当選。僕は二度落選。

こと落語会に限っては、僕はくじ運がいいらしい。

山でのお天気の神様とともに、落語会でも、僕は神様に気に入られたらしい。

 


良識とは  天に唾するもの

2016年03月07日 21時41分16秒 | 日記

信州でも薩長同盟ともいえる、民主党と共産党の共闘が成立した。

参院選の選挙区で、候補者の一本化が合意された。

思えば、沖縄で始まった自公に反対する勢力が結集して対抗するスタイルが、全国に広がりつつある。

現職の自民の候補者は『選挙目当ての野合。選挙で良識を示して欲しい』というような発言をした。

判っていない。まるで分っていない。野合というなら、自民こそ公明とそういう関係ではないか。

ことの本質は、個々の野党の理念や政策の違いを脇に置いてでも、放っておけない問題がここにあることだ。

戦争法の廃止、立憲主義の回復こそ何をおいても解決しなければならないという、そういう事態に立ち至っているということを、まるで理解していない。

良識に従えば、現行憲法の平和主義を守ることが当たり前。

たった17%の支持率でかすめ取った多数議席で、傍若無人の安倍内閣の与党に『良識』を口にする資格はない。

企業栄えて民滅ぶ。

『世界で一番企業が活動しやすい国にする』

こんな安倍内閣が一日も早く退陣してくれることを願う。

『保育園落ちたの私だ』このプラカードを掲げたセンスは最高だ。

安倍首相が『保育園落ちたというが、匿名のブログだから、事実かどうかわからない』と答弁したのに答えたもの。

これは、庶民が時の権力にこんな形ですぐに反応する江戸の落語の世界に共通のものだ。

さらに、戦時中、『ぜいたくは敵だ』というポスターに、誰かが素を書き加え『ぜいたくは素敵だ』にした話も思い出す。

こんな暮らしにくい世の中でも、庶民はどっこい生きている。

この国を作ったのは政治家でも大資産家でもない。

僕は、こんな古い歌を思い出す。

 

『橋を作ったのはこの俺だ』 曲・詞: トム・パクストン/訳詞:高石ともや

  Ref 橋を作ったのはこの俺だ 道路を作ったのもこの俺だ

     強いこの腕とこの体で この国を作ったのは俺達だ

1、むかしむかしの俺たちのこと 暗い森を切り開き

  畑を耕し家を建て この国を作ったのは俺達だ

  Ref

2、俺の先祖や子孫には 偉いやつなど一人もいない

  でも石炭掘って街をつくり  この国を作ったのは俺達だ

  Ref

3、誰がこの国を作ったのか えらい社長さんや代議士さんが

  命令されたか出来た訳じゃない 俺達がいたから出来たのさ

  Ref

4、つくっているのは俺達さ 動かしているのも俺達さ

  歌っているのも俺達さ この国をつくるのは俺達だ

  Ref

僕たちがこの国の真の主人公になるために、もういい加減お人よしはやめよう。

僕たちは絶対的な多数者だ。

大企業や大資産家に多数の票が与えられているわけではない。

暴走政治の自公政権対市民の良識が後押しする野党連合、というのが本当の姿ではないのか。

本来、花鳥風月を愛でて、静かに暮らしたいのだが、『県民の良識』という言葉についつい反応してしまった。

黙っているからと言って、何も感じていないわけではない。

 

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本日の走行距離 14.6キロ。  3月の走行距離 87.6キロ。

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おまけ。(情緒的なことも書かないと心のバランスがとれないので)

僕がランニングしている目的地の一つに立ヶ花駅がある。JR飯山線の無人駅だ。

 

         

 

 

ディーゼル車なので架線はない。2両編成でとことこと走っている。

これからの季節は飯山の、一面の菜の花の中を走る。

この近くに『菜の花畠に入り日薄れ 見わたす山の端 霞ふかし』という歌、朧月夜の作詞者高野辰之の生家がある。

この駅で老婦人と話をした。

この婦人、83歳だというが、とても若々しくて、四方山話をするうちに、横浜でナースをしていたという。

そして、現役最高齢の医師、日野原さんと一緒に仕事をしたこともあると、さらっと言う。

 もっといろいろ話をしたかったが、ディーゼル車がやってきて、手を振って別れた。

この車両の最後尾には女性の車掌さんが、窓から顔を出していて、にこっと笑いかけてくれた。

僕は一層元気になってもと来た道を戻った。


ブログというもの

2016年03月06日 23時20分54秒 | 日記

以前、他の場所でブログを書いていた。

親しいブログ友達もできたが、そこが閉鎖になり、彼等、彼女等は他所に移り、僕はここに来た。

誰だまっていられないも知った人のいないところで、新しく始めたかったから。

気に入ったブロガーを見つけ、少しづつ読者登録していった。

ここは恐ろしくも二百万以上のブログが登録されている。

僕は、あまりに多くの読者登録されているブログは敬遠した。

コメントもあまりしない。

それでも、黙っていられない記事にはコメントした。

自分へのコメントも、あまり多いと返答に困る。

一つ一つに心が籠められないから。

僕が選んだブロガーさん達は、間違いなく一流だ。

その中でも、特にお勧めは、相馬総合病院の研修医一号さん。

5年前のあの大惨事の中で、患者さん達の為に真剣に医療と向き合ったあの病院だ。

そこに研修医としてやって来た医師がブログを綴っている。

ここで、2年の任期が切れて、去る時がやって来たようだ。

僕が、読者登録したときは読者が4人だった。

現在は9人。

この人のブログは、とても柔らかくて、医療に取り組むひたむきさが感じられて、こんなお医者さんなら、信頼できるなと思う。

まったく、畑違いの人だが、この人の素直な文章がとても気に入っている。

もちろん、ほかのブロガーもお勧めだが、読者が9人というのは余りにも惜しい。

このブログを読んでくださっている方は、是非一度訪れて欲しい。

タイトルは『公立相馬総合病院の研修医のブログ』

その後、新しい研修医の方が、ブログを引き継ぐことになるが、その前に訪ねて欲しい。

もう少しで、あの大惨事から5年になる。


一区切り

2016年03月06日 21時34分43秒 | 日記

保育園の樹木の伐採と、飼育小屋の解体作業を依頼されていた。

昨年の暮れから、天気の具合と自分の都合、保育園の休み等、いろいろな条件をすり合わせ、今日、何とか最終段階を迎えた。

何本もの木を伐採したが、このモミの木は樹高が7メートル以上もあり、7尺の脚立を伸ばしても足りなくて、軽トラの荷台に立てかけた。

すぐ後ろには、隣の駐車場の塀があり、絶対にそちらに倒すわけにはいかない。

このモミの木は保育園でクリスマスツリーにしたり、長年お世話になってきた。

そのまま切り倒すには忍びなくて、形ばかりだが、塩を盛り、日本酒を振りかけて、ねぎらいと感謝の言葉をかけた。

無事に切り倒した。

園長に話をして、子供たちの遊具として利用してもらうよう提案した。

プラスチックのおもちゃばかり増えている中で、丸太はとても良い遊具になる。

切り株にⅤ字の溝を掘り、反対側に枕を当てて、横に転がらないようにした。

我家の子供たちがこの保育園を卒園してからもう20年になる。

木も大きくなる訳だ。

明日、登園した子供たちは、庭が広くなったことにびっくりした後、さっそくこの丸太に群がってくるだろう。

その姿が、目に浮かぶ。

 

 

すっかり春の気配になり、北信濃の我家も遅ればせながら、フクジュソウが花開いた。

フキノトウも顔を出している。

ふきったま、とこの地方では呼ぶが、東北ではばっけと言うらしい。

少し収穫したので、明日はふきみそにでもしよう。

 

そろそろ、毎年採りに行く山の方へ偵察に行ってみよう。

たくさん採れれば、てんぷらにするのがいいな。

 

このところ、真面目にランニングも続けている。

スポーツショップに行ったら、足形無料診断という看板が眼に留まった。

診断してもらった結果が上表。

左と右が随分違う。

多分体のアンバランスがあるのだろう。

それと、やっぱりハイアーチ。

前から甲高だとは思っていたが、前と後ろが分離している。

こういう足に合う靴は?と尋ねたら、インソールを入れればいいとのこと。

このインソール、作ってもらえば靴代より高くつく。

既成のインソールでも5,000円以上もする。おいそれとは買えない。

またの機会ということにした。

このところ、千曲川の堤防に通ってランニングをしている。

散歩をしている人もたくさんいるが、ランニングをしている人も増えてきた。

一ヶ月ほど後には、長野マラソンがある。

多分、その出場者も練習をしているのだろう。

長野マラソンは制限時間が確か5時間。

それなら、僕でも完走できるかな。

 

本日の走行距離 13キロ。 3月の走行距離 73キロ。(月間目標250キロ以上)