白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

立春の記

2017年02月05日 07時53分10秒 | 日記

立春。急速に強まってきた陽光の中で、雪に埋もれた樹木の救出作業。

 

無残にも枝が折れてしまった大島椿。

昨年はひとつしか花をつけなかったが、折れた枝にたくさんの花芽がついていた。

このところ大雪は降らなかったので、雪対策を怠っていた。深く反省。

枝が取れてしまったり、骨折したりのブルーベリー。

来年はしっかり支柱を建てよう。

庭先菜園も少しづつ除雪。

ホウレンソウとねぎを救出。

ねぎは、そばの薬味、納豆、なべ物に欠かせない。

庭も少しづつ、春が復活しつつある。

 

隠れ家の中ではロケットストーブで暖を取りながら、憩いのひと時。

このコーヒーカップは、いびつだが、初めて自分で焼いたもの。

立春。一つの区切り。

そうだ、新しく種を播こう。

これはお茶の種だ。

正月に東海道歩きで、掛川を歩いた時にお茶畑で拾ったものだ。

椿科で白い花が咲く。

1日水に漬けて、それから播くのが定法。

たくさん芽が出たら垣根にしよう。

植える場所もそんなにないのに、そんなことを夢想する。

ついでに、ゆずの種も水に漬けた。

立春とともに、菜園や樹木の手入れも始めたくなる。

 

昨日のキャンプ情報。

かみさんに頼まれ、少し離れたパン屋さんまでランニングで買い出し。

これが、なんと下り一方。必然的に帰りは登りになるわけで...

背中のザックに食パンを入れ、走って帰ってきたら、柔らかい食パンが、潰れていた。

かみさんに文句を言われ、シュンとなった立春。

走行距離4.6キロ。

今朝の体重60.0キロ。

体脂肪率17.7%。(ということは、脂肪が10.62キロあるということか)

 

 

 

 

 

 

 

 


時には写真に頼らない人のように

2017年02月03日 21時40分05秒 | 登山

かつて僕も頑なに文章だけで読ませるものを書きたいと、ほとんど写真をアップしない時期があった。

今でも、文章だけで読ませてしまうブロガーさんをすごいなと思う。

次第に軟弱になり、写真に頼るようになってしまった。

写真と文章がマッチしていれば、それはそれですばらしいものになるが、どうもね。

まあ、所詮はその時々の気分次第で書き流しているので、柔軟に、柔軟にと言ったところが正解なのだろう。

 

というわけで、本日は節分。

時には写真に頼らない人のように、文章のみで。

2月になってから始めたキャンプイン(冬眠から覚めようイベントのことですね)、本日で3日目。

初日は六キロのランニング。

2日目は3.5キロのランニング。それに加えて、城山への登山。(往復1.2キロ)

3日目の今日は4キロのランニングと城山への登山。

城山はまだ積雪がたっぷりあって、自分の足跡しかついていない。

それでも3回目なのでそれなりに踏みあとはついていて歩きやすい。

元来登山者なので、ランニングに行くよりは、ついつい山に足が向いてしまう。いかんいかん。

山のふもとまでは1キロのランニング。

下山後は、そのまま家に帰ろうとする誘惑と闘いつつ、遠回り。

道路は乾いているが、恥の方には雪の山があったり、日陰は凍っていたり、恐る恐る走っている。

ぬくぬくと冬眠していた身には、走り続けること自体が結構つらい。

次第に馴らして、あげていこう。

それとともに、体重も減らしていかねばなるまい。

今朝の体重60.3キロ。体脂肪率17.3%。

目標は体重58キロ。体脂肪率15%台。

まだ始まったばかりだし、無理をするよりも、続けることが何よりも大事だと言い訳をしつつ...

 

今夜は節分メニュー。

最難関のそば粉、高山製粉の玄挽を水のみで打つ十割蕎麦。

これに長芋をすり鉢ですって、とろろそばにした。

それと、かみさんが作った恵方巻と、箸休めの切り干し大根の煮物。

豪華ではないが、手間をかけた我が家の食卓は豊かだ。

明日は立春。

光の方に、希望の方に、明日の方に向かって歩き始めよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


手作り餃子

2017年02月02日 21時55分23秒 | 日記

我が家ではたまに餃子を作る。

それも大判の皮で、たくさん作る。

 

キャベツとニラとたっぷりのショウガ、ニンニク、挽肉、塩、コショウ、ごま油が材料

調合と味付け、下ごしらえは僕の仕事。

包むのはかみさんと共同作業。

裏側の皮をギャザー状にするのが本寸法だが、これがなかなかうまくいかない。

店で食べれば、一人前が五個くらいだろうか。

家では一人20~30個くらい食べる。

雪が解けて、庭のニラが収穫できるようになったら、また作ろう。

 

 

 

 

 

 

 


ひっそりと北国のキャンプイン

2017年02月02日 10時11分04秒 | 登山

 

光が躍る。

小鳥が舞い降りる。

庭先の雪は分厚く積もり、その上にヒマワリの種やリンゴの皮を撒いてあげる。

 

毎日のように猫がやってくる。

散歩コースになっているようだ。

 

 

例年になく雪が多くて、1月は冬ごもりをしていた。

 

手作りの小屋で、ロケットストーブの炎を眺めて過ごすことが多かった。

ロケットストーブは天板を載せて鉄瓶で湯を沸かしているが、長い間火にあぶられていると、

中央が持ち上がって本体との間に隙間ができ、そこから煙が漏れるようになった。

そこで、石綿を鉄板に固定して隙間がふさがるようにした。完璧!

去年焼いたコーヒーカップで、鉄瓶の湯を使って飲むコーヒーがたまらない。

一日の大半を尾の小屋で過ごすこともある。

僕はながら族なので、録り貯めたラジオ番組を聴いている。

時には作業をしながら、時にはぼーっとしながら。

ほとんどは落語と音楽。

音楽はNHKFMの歌謡スクランブルという番組。

落語はNHKの真打ち競演と、TBSのラジオ寄席。

かみさんとは音楽の趣味が合わないので、自分の小屋で聴く。

落語はウォークマンに落として、かみさんも手作業をしつつ聴いている。

そんな風にして一月、睦月が過ぎた。

毎年のことだが、この間は体重が増える。

リンゴは一日3個くらいは食べる。

理想体重(自分にとっての)から2~3キロ超過する。多分今は60~61キロの範囲。

体脂肪率は17~18%だいになる。

かみさんはもう少しふっくらした方がいいという。

鋭すぎる感じがよくないという。

そうかもしれない。ふっくらとした好々爺というイメージが好ましいのだろう。

半面すっきりとした求道者の姿も捨てがたい。

 

如月。2月になった。

プロ野球は一斉にキャンプイン。

それに合わせて、これまでの冬ごもりから抜け出して、体を動かすことにした。

 

家から1キロほどのところに城山という里山がある。

登山口から1キロを切るくらいの距離で、山頂に展望台がある。

今年は雪が多くて、まだ誰も登った形跡がない。動物の足跡が雪の上に点々と続くばかり。

 

深いところは膝まで沈む。

トレランシューズをびっしょり濡らしながら、ラッセルして山頂に到達。

こんな里山でも、やはりヤッターの達成感は格別。

善光寺平を挟んで、元旦に登った飯綱山のシルエットが優美な姿を見せていた。

これが1月29日。いわば準備体操といったところ。

 

誰も踏んでいない山に登り、自分の手で痕跡を付けるというのは気分の良いものだ。

すぐの消えてしまうものだが。

これは北國街道を軽井沢の追分から越後の出雲岬まで完歩したときに、佐渡の見える砂浜で

北國街道完歩  〇〇年〇月〇〇日

と書いたのが始まり。

文字は時期に消えてしまうのだろうが、それを写真に撮れば、長く残る。

そんな風にして月が替わった。

 

仕事に出かけるかみさんの車に乗せてもらって、隣の市まで便乗。

そこから自宅までランニングをしようと目論んだのだ。

ランニング事始め。

定番コースの千曲川堤防は雪に埋もれていて走れない。

 

背後には高井富士とも呼ばれる高社山の姿が雲を纏って聳えていた。

この雪が解けるのは1週間くらい先だろうか。

そんな訳で、隣の市からのランニングとなったのだが、何しろこのコース、かなりの上り坂。

ところどころに雪が残り、道幅が狭くなっていたりする。

何度も何度も歩きたくなる誘惑と闘いながら、6キロの距離を何とか走り切って、キャンプイン初日のメニューは終了した。

夜、また雪が降った。

この天候の中で、北国のキャンプインは前途多難である。

この夏、信州百名山の残り29座と、南アルプス南部縦走を目指しているので、多少の困難にたじろいではいられない。