白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

手作り餃子

2017年02月02日 21時55分23秒 | 日記

我が家ではたまに餃子を作る。

それも大判の皮で、たくさん作る。

 

キャベツとニラとたっぷりのショウガ、ニンニク、挽肉、塩、コショウ、ごま油が材料

調合と味付け、下ごしらえは僕の仕事。

包むのはかみさんと共同作業。

裏側の皮をギャザー状にするのが本寸法だが、これがなかなかうまくいかない。

店で食べれば、一人前が五個くらいだろうか。

家では一人20~30個くらい食べる。

雪が解けて、庭のニラが収穫できるようになったら、また作ろう。

 

 

 

 

 

 

 


ひっそりと北国のキャンプイン

2017年02月02日 10時11分04秒 | 登山

 

光が躍る。

小鳥が舞い降りる。

庭先の雪は分厚く積もり、その上にヒマワリの種やリンゴの皮を撒いてあげる。

 

毎日のように猫がやってくる。

散歩コースになっているようだ。

 

 

例年になく雪が多くて、1月は冬ごもりをしていた。

 

手作りの小屋で、ロケットストーブの炎を眺めて過ごすことが多かった。

ロケットストーブは天板を載せて鉄瓶で湯を沸かしているが、長い間火にあぶられていると、

中央が持ち上がって本体との間に隙間ができ、そこから煙が漏れるようになった。

そこで、石綿を鉄板に固定して隙間がふさがるようにした。完璧!

去年焼いたコーヒーカップで、鉄瓶の湯を使って飲むコーヒーがたまらない。

一日の大半を尾の小屋で過ごすこともある。

僕はながら族なので、録り貯めたラジオ番組を聴いている。

時には作業をしながら、時にはぼーっとしながら。

ほとんどは落語と音楽。

音楽はNHKFMの歌謡スクランブルという番組。

落語はNHKの真打ち競演と、TBSのラジオ寄席。

かみさんとは音楽の趣味が合わないので、自分の小屋で聴く。

落語はウォークマンに落として、かみさんも手作業をしつつ聴いている。

そんな風にして一月、睦月が過ぎた。

毎年のことだが、この間は体重が増える。

リンゴは一日3個くらいは食べる。

理想体重(自分にとっての)から2~3キロ超過する。多分今は60~61キロの範囲。

体脂肪率は17~18%だいになる。

かみさんはもう少しふっくらした方がいいという。

鋭すぎる感じがよくないという。

そうかもしれない。ふっくらとした好々爺というイメージが好ましいのだろう。

半面すっきりとした求道者の姿も捨てがたい。

 

如月。2月になった。

プロ野球は一斉にキャンプイン。

それに合わせて、これまでの冬ごもりから抜け出して、体を動かすことにした。

 

家から1キロほどのところに城山という里山がある。

登山口から1キロを切るくらいの距離で、山頂に展望台がある。

今年は雪が多くて、まだ誰も登った形跡がない。動物の足跡が雪の上に点々と続くばかり。

 

深いところは膝まで沈む。

トレランシューズをびっしょり濡らしながら、ラッセルして山頂に到達。

こんな里山でも、やはりヤッターの達成感は格別。

善光寺平を挟んで、元旦に登った飯綱山のシルエットが優美な姿を見せていた。

これが1月29日。いわば準備体操といったところ。

 

誰も踏んでいない山に登り、自分の手で痕跡を付けるというのは気分の良いものだ。

すぐの消えてしまうものだが。

これは北國街道を軽井沢の追分から越後の出雲岬まで完歩したときに、佐渡の見える砂浜で

北國街道完歩  〇〇年〇月〇〇日

と書いたのが始まり。

文字は時期に消えてしまうのだろうが、それを写真に撮れば、長く残る。

そんな風にして月が替わった。

 

仕事に出かけるかみさんの車に乗せてもらって、隣の市まで便乗。

そこから自宅までランニングをしようと目論んだのだ。

ランニング事始め。

定番コースの千曲川堤防は雪に埋もれていて走れない。

 

背後には高井富士とも呼ばれる高社山の姿が雲を纏って聳えていた。

この雪が解けるのは1週間くらい先だろうか。

そんな訳で、隣の市からのランニングとなったのだが、何しろこのコース、かなりの上り坂。

ところどころに雪が残り、道幅が狭くなっていたりする。

何度も何度も歩きたくなる誘惑と闘いながら、6キロの距離を何とか走り切って、キャンプイン初日のメニューは終了した。

夜、また雪が降った。

この天候の中で、北国のキャンプインは前途多難である。

この夏、信州百名山の残り29座と、南アルプス南部縦走を目指しているので、多少の困難にたじろいではいられない。