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新宿タワーで、ボ・ディドリさんのトリビュート・
アルバムのインストアがあるっていうんで楽しみ
にして行ったんだ。「これは!」と思って。急いで
ね。
でも、つまらんかったぁ。トリビュートって、「誰
が何て言ったて好きやねん」ってことだよね。愛
情の断片も感じられなかったんよ(ロッキンオン
がおべんちゃら評を載せたって関係ねぇよ)。
彼のギターの事、ビートの事、レコードにおけ
る楽器編成の面白さ、ロックンロールの王様達の
中の彼の位置、彼を愛し続ける日本のミュージシ
ャンの話・・。ボさんを知らない自分のファンを飽き
させる事なく面白い話ができたはず。何か煮え切
らない人達だったな。
そもそも、何のためのトリビュートなのか?もっと、
ボさんへの愛情を持ったミュージシャンなんて沢山
いるぜ。
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
http://pub.ne.jp/solo_solo/
追加・恐らく、こういう人達が人間の人生をつまらな
くしているんだな。それは、誰がやったって、つくる
方は、ボさんのトリビュートをつくるのは楽しい。でも、
つくる側に、「本当に、自分がつくるのがよいのか」
と考える所がないと。
「自分より、あの人がつくった方がよいものになる」
というのなら、そちらに役目をゆずらないとね。
レーベル、メーカーも、「最高のものを出す」という志
がないから市場に、こういうものを出して平気でいる。
この構図は、路上音楽のろの字も知らないマスコミ
の人間が、ストリートの事を報道したのと同じだ。取材
をすれば、何かしらの報道はできる。しかし、それでよ
いのか、という視点が伝える側、メディアにない。だか
ら、あんなにいい加減な路上ミュージシャン報道が繰
り返されたのだ。