
今日は、志木の演奏、最高に楽しめました。
ジョン、ファットマン、ありがとう。
今日は、演奏場所に行った時にすでに、ジョンが
きていたけれど、最初、ピンでそれぞれが演奏して、
その後に、ファットマンも参加してセッションに入った。
演奏は、最高に楽しかったけれど、はるか20年前
の亡くなったのえの行動を思い出した。のえは、よく
新宿に楽器をかついできても、そして、せっかくチュ
ーニングして、数曲、歌っても演奏する場所に「悪い
空気」ができると、そうそうに演奏を止めて帰った。あ
るいは、別の場所に移動して歌った。
いつもの場所で演奏していると必ず、わけのわから
ない連中が集まる。いわゆるおさびし系と言われる人
達。友達も少なく、やる事がない。だから、演奏を聴き
にくる。それは、全然、問題がない。歓迎したい。だけ
ど、そこでズレた事をはじめる人間がいる。
ただ、しゃべりたくてくる。楽器なんか弾いた事もない
のに、常連ぶって参加する。そんな人達を「せっかくき
てくれたのだから」と甘やかしていると演奏のクオリテ
ィは上がらないし、演奏が成り立たなくなる。ギターを
家でよく弾くとか、家にブルースのレコードがたくさんあ
るなんて言ったって、そんなの「場を守る事」とは、何
の関係もないのだ。
わかる人にしかわからない事をあえて言う。おさびし
系を甘やかしてはいけない。「こないでくれ」とはっきり
言うべき。私達がしたいのは演奏で、道なんかで人気
を稼ぎにきているわけではない。
「道で人気を得てスターダム」なんてのは、マスコミが
つくった嘘っぱちなのだ。ライブを聴きにくるお客さんを
獲得する事はできても、それとこれとは話が別なのだ。
よく都心部で演奏するキーボードを弾く女性ミュージ
シャンのまわりのファンを見てみるがいい。道だという
のに、極めて、閉鎖的な空気が漂っていないだろうか
(そうではない空気の所って、あまりないよね。そして、
何かわけのわからないストリートミュージシャンの集団
のいる街は、一般の人達が演奏を聴かなくなる。「何
やってんのあの人達」って感じでね)。
別に、どこで演奏しようと自由だけれど、そういう人達
の周囲には、目の前の通行人との対話は皆無に等しい。
何のための大道演奏なのだろう。
あえて言いたい。おさびし系は切る。そして、演奏場に、
常連ぶってやってきて演奏に参加するような人間が出て
きたら要注意だ。もし、道端での演奏をずっと成り立たせ
たいのなら、切るよりない。
最初、20年前ののえの行動の意味がわからなかった。
「せっかくきたのに」とか、「変なヤツ」と思った。しかし、
道での演奏を続けてきて思う。あの子の行動には意味が
あった。「くるな」と言いたくないから、自分から、その場所
を去ったのだ。
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
http://pub.ne.jp/solo_solo/

持つべきものは、ヒッピーな友達だ。サンキュー13号倉庫!!
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