そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

ヘッドハンティングのようなメールに返信したら、その後、……。

2022-10-22 00:21:44 | 日々の泡立ち。
2日前、ある出版社から、
「中核メンバーとしてどうでしょう。
ついては、書類を送ってください」
というメールが届いた。

「中核メンバー」などと言われると
悪い気はしない。
ならば、と送ってみると、
今日、「時給1200円のパートとして働きませんか」
という内容のメールが届いた。

大変、生意気ながら、
この位のお時給では、
今の生活を維持することはできない。

よくよく考えると、人事担当者が
あまりにも書類が集まらなくて、
「とりあえず、格好だけ
つくようにしないとまずい」と
こんなメールを送ってきたのだろう
と想像する。

深い関係を持つ前に、周囲にいる
人達を嫌な気持ちにする出版社。

かつて、音楽出版社の
リットーミュージックに
企画を盗まれたことがある。
契約社員の仕業であった。

その時、私は、契約という不安定な
立場である方だから、こんなことを
したのだろうと理解をした。

現在では、多くの出版社で、
それがもっと進んで、
社員までもが、人の道に反することを
するようになっているのだろうか。

昔、私が、素人編集者の時代、
出版人にはプライドがあった。
「編集者と言ってもジャーナリストだ」
と教える先輩もいたし、
「他人様に意見を言う立場の人間は、
たたずまいがきれいでなければ
ならない」という教育を受けた。

そう言えば、この4月までいた
編集部では、自らの社員である
地位を守るために、
何人も社歴の短い、これから
伸びるであろう優秀な人間を
退職に追い込んだ輩がいた。

こういうことではダメだし、
何で、そんな汚いことをしないと
ならないのかがわからない。

いずれにしろ、今回の件については
怒りさえおぼえるが、
「深く関わる前に、ダメな組織であるか
わかって逆によかった」と
思うことで、この気持ちを沈めようと思う。

大変、失礼ながら申し上げたい。
「自然に生きましょうよ」と。
人をだましたり、
普通じゃない行動、
毎週のように休日出勤をしたり、
サービス残業をしたり、……。
必要以上のアピールを
しなければならないようであれば、
その職に留まる力がないということ。

自ら、その組織なり、
職を辞するのがよいのではないか。
お願いだから、他人に迷惑だけは、
かけないでいただきたい。

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信


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