8月14日(金)。
京都は、最高に楽しめた。ひとまずの目的地にくる事ができたし、
「さて、帰る」という選択肢もあるが、もう1日放浪を続ける事にした。
さらに1日京都、神戸、奈良・・・。色々、考えて夏の日本海側の街が
見たくなった。うんで考えたのが、京都から琵琶湖を右に見て北上、
敦賀に出て、左に日本海を見ながら金沢へ。
湖西線に乗る。しばらくして、見えた!琵琶湖。右側の窓には、ず
っと水辺が横たわる。しかし、観光客でごったがえす電車内なのに、誰
一人として声を上げない。静かな社内。せっかくの絶景なのに、ブライ
ンドを下げた席が目立つ。黙り続けるドでかいサングラスの娘達。若い
男達は、学校の「ばかなヤツ」をバカにし続ける。年寄りは、何年も前の
「ラッキーな観光地」の話で大盛り上がり。観光って、今、この瞬間に琵
琶湖を楽しむ事じゃないのか?
でも、おばあちゃんの膝の上で、赤い野球帽の少年は「ずっと海やん」
と、さっきから興奮している。すこぶる正しいと思ったっす。
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
http://pub.ne.jp/solo_solo/
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