10月12日~13日は、八ヶ岳東面を代表する岩稜バリエーションルートの天狗尾根をガイドしてきました🏔
一般的には上部に現れる岩稜を全て巻いて通過することになっていますが、敢えて岩稜を岩登りで越えていく直登ルートで臨みました。
林道歩きから始まって、渡渉を繰り返し、天狗尾根に取付いてからは樹林の急登、そしてメインの岩稜帯の登攀を経て赤岳に登頂となかなかガッツリ体力と技術を要する変化に富んだルートですがクライアントの3名様は時折奮闘しながらもワイワイと楽しみながら見事に踏破していただきました👏
聳え立つ権現岳を眺めながら赤岳沢出合をめざして遡上していきます。
渡渉を繰り返しながら進みます。
2時間強で出合小屋に到着~
出合小屋を出発して約2時間、ようやくカニノハサミまでやってきました。
いよいよ岩稜帯の始まりです。
カニノハサミを登ります。
孤高のクライマー健在!!
初めて見かけてから10年位は経つと思いますが、ひたすら岩壁と闘い続ける孤高のソロクライマーなのです。人知れず一体どこをめざして登り続けるのか・・・
「見向きもされず 自分自身もなにも考えず ただ登るのが理想」という言葉を残した伝説のソロクライマー 故 鈴木謙造氏の姿と重ねてしまいます。僕が登山人生はもちろんのこと、考え方、生き方、において最も影響を受けた方なのです。
世の中が承認欲求に溢れまくっている現在、改めてこの鈴木謙造氏の生き方や思想がとても眩しくとても貴重だと僕的には強く強く思います。狭義な意味ではなく、精神性や行動、生き方を含めた本当に広い意味でのフリー(自由)なクライマーということにおいて・・・
ニセ大天狗と右奥に大天狗を望みます。
ニセ大天狗テッペンから真正面にドッカーンと大天狗が迫ります。
一人づつ順番で大天狗を直登ルートから突破してきていただきます。
大天狗テッペンからは懸垂下降で反対側に下り立ちます。
小天狗
天狗尾根を登り終えて縦走路に合流。
登ってきた大天狗を見下ろします。
赤岳登頂!
天狗尾根では人っ子一人いませんでしたが、さすが赤岳山頂は登山者で溢れていました。ので登山者には見向きもされていなし昔の山頂標識を撮影です。
この後、赤岳頂上山頂に泊まってマッタリな時間を過ごしました☆彡
翌朝も最高のご来光で一日の始まりです🌄
一番手前が登った天狗尾根の上部、その上が権現岳から旭岳にかけての稜線、そして一番奥が南アルプスの山並です。
阿弥陀岳をバックに「影の軍団」
千葉真一、志穂美悦子、真田広之、大葉健二・・・の面々
ってなんでやねん!
赤岳山頂からの下山は折角なので天狗尾根を最も素晴らしい姿で望むことが出来るキレットからツルネ東稜を経由するコースで下りました。
キレットから望む天狗尾根上部の岩稜帯
キレット小屋の前からの天狗尾根上部。
左から小天狗、大天狗、ニセ大天狗が連なります。あの岩峰を越えてきたと思と感慨深いものがありますね。
ツルネからの赤岳と右下に天狗尾根
ツルネ東稜を下ってきて取付きに下り立ちました。
この後、出合小屋を経て美し森山駐車場に下山して今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。天気に恵まれて秋の八ヶ岳を堪能できて良かったですね☆彡
ご参加ありがとうございました☆彡
熱く、楽しくいこう!