ワインのブラインドテイスティングは先日も「ちょこっと」書きましたが、ワイン以外でもその手法は使えます。
というか飲食の仕事ではやっている人が多いのかもしれません。
「この人、何者やねん?」
「あ、あの仕事の人やな!」
「◯◯の人は食べる時に必ずと言っていいほど、この仕草をしよんな」
「この時間にああいう服装で来る人は・・・・」
てなもんです。
勿論、すべて当たるはずもありませn。
だいたい、人を簡単に類型化できるものではないのです。
しかし、料理人はかなりの確率で皿に鼻を近づけて嗅いでいたりしますし、主素材に絡んでいるハーブをはがして口に入れたり・・・
遅い時間であるにも関わらず、寝癖が目立つ若い勤務医さん・・・で、来ているものは「ポロシャツ」
全ての職業ではありませんが「特徴的な臭いを放つ」ものはあるわけです。
「当てて何があるの?」と言われそうですが、同業の方と席を離すとか、敢えて近づけるとか、場合によっては電話の主が関係者だったら「理由を造って」時間をずらしてもらうとか、もあり得ます。
もとより私達の投げる会話も変わってきます。
何度も言いますが、当たらないことも多いわけでです。
ですから、「人のブラインドテイスティング」に溺れてはいけません。
でも、普段の意識で精度は上がりますので、若い飲食人はちょっと練習してみるのも良いと思います。
ちなみに、そむりえ亭の鹿子木くんは26日の試験に備え、毎晩1アイテムを私の前でコメントして葡萄を解く訓練を始めました。
昨日は「中々の精度」だったと思います。
さて今日は坂本君の結婚式。
楽しみです。
ブラインドテイスティングはせずに純粋にお祝いの気持ちで臨みます。
では・・・・・
樋口誠