この二択がワイン界では古くから言われています。
ヨーロッパのワインのラベルには原産地名、アメリカ他の国のラベルには品種名、というのが多かった事実がソレを物語っています。
実際のところはどちらも大事ですし、どちらも関係ない、とも言えます。
造り手や年号、時代の変遷、飲み手の舌の変化など様々な要因で受け取る信号も違ってくるのでしょうね。
それはソムリエの世界コンクールでの解答でも判りますし、私自身も間違えますし・・・
しかしカリフォルニアのカベルネソーヴィニヨンをブルゴーニュのピノノワールと間違えることは「99パーセントない」でしょうし、アルザスのゲヴルツトラミネールをロワールのミュスカデと勘違いすることもないでしょう。
私的には「どの国のワインでもよい」のでして、それぞれの土地の個性や葡萄品種特性が出ていたり、年による濃淡の差が使用する理由になったり、生産者の個性を利用することもあるのです。
こんなことを書くとテイスティングの試験に臨む人たちは混乱するかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろ特定の事由に左右されないテイスティングを心がけていれば前に進めるはずです。
ちなみに先日の「ラ.スピネッタ・ワインメーカーズディナー」で使ったスプマンテなどはシャンパンの高級品を凌駕する品質ですが、それが試験に出ることはまずないでしょうし、外観、香り、味わいのコメント欄が「なぞられていれば」評価はされるのですね。
来月29日の「ローズマウント・ワインメーカーズディナー」のシラーなどもそういう点では面白いわけです。
固定観念にとらわれず、大事な固定要素を知る、ということかもしれません。
樋口誠
ヨーロッパのワインのラベルには原産地名、アメリカ他の国のラベルには品種名、というのが多かった事実がソレを物語っています。
実際のところはどちらも大事ですし、どちらも関係ない、とも言えます。
造り手や年号、時代の変遷、飲み手の舌の変化など様々な要因で受け取る信号も違ってくるのでしょうね。
それはソムリエの世界コンクールでの解答でも判りますし、私自身も間違えますし・・・
しかしカリフォルニアのカベルネソーヴィニヨンをブルゴーニュのピノノワールと間違えることは「99パーセントない」でしょうし、アルザスのゲヴルツトラミネールをロワールのミュスカデと勘違いすることもないでしょう。
私的には「どの国のワインでもよい」のでして、それぞれの土地の個性や葡萄品種特性が出ていたり、年による濃淡の差が使用する理由になったり、生産者の個性を利用することもあるのです。
こんなことを書くとテイスティングの試験に臨む人たちは混乱するかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろ特定の事由に左右されないテイスティングを心がけていれば前に進めるはずです。
ちなみに先日の「ラ.スピネッタ・ワインメーカーズディナー」で使ったスプマンテなどはシャンパンの高級品を凌駕する品質ですが、それが試験に出ることはまずないでしょうし、外観、香り、味わいのコメント欄が「なぞられていれば」評価はされるのですね。
来月29日の「ローズマウント・ワインメーカーズディナー」のシラーなどもそういう点では面白いわけです。
固定観念にとらわれず、大事な固定要素を知る、ということかもしれません。
樋口誠