そむりえ亭に限った事ではありませんが、今や世に出回っているワインは旧世界と言われるフランス、イタリア、ドイツなどのワインだけでは済まされない百花繚乱の状況です。
そむりえ亭のグラスワインも月によっては偏ることもありますが、多くの場合沢山の国にまたがって提供しています。
例えば旧世界の他、アメリカ(カリフォルニア、オレゴン、ワシントンなど)、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、日本他、多数の国のワインが登場します。
しかし、その顔は様々で古い産地か新しい産地か、ではくくれません。
エレガントと言われたフランスも温暖化でファットなものも増え、ニューワールドでも最近の傾向ではスマートでエレガントなものが増えています。
ニュージーランドや南アフリカがそうですね。
まだまだ生産量はフランスやイタリアに追いつかない分、後出しで見合った土地を見つけ適地適作が出来る、と言う強みもありますし、逆に旧世界では昔からのルールに縛られているという足かせもあるのですね。
どちらが良い、とは言いません。
が、それぞれの良さを上手く使い分けて、美味しく召し上がって頂くことが私達の仕事ですから、頑張って特性を見極めたいと思います。
どうぞ国籍にとらわれず、色々と「感じて頂ければ」有難いと思います。