野球選手は野球の「専門家」だと思いますが、ポジションや打撃の個性で別の意味での「専門家」
政治家も同様で「外交の」「経済の」「教育の」「農業の」とそれぞれ専門分野。
或いは「議員」「政治記者」「政治アナリスト」・・・
ワインの場合も専門の分類が多様です。
レストランでのワインサーブ、バーでのワインサーブ、ワインショップ、インポーター、生産者、ワイン教育者、評論家・・・
野球も政治もワインも(もっと他の分野でも)「専門家になった途端に裾野が見えなくなる」ものです。
政治に関しては多くの人が目にする報道などで「乖離」を実感するのですが、ワインは「僅かな人が」「僅かな量」を支配しているだけなので、多数の声が聞こえにくい典型的な世界だと思っています。
また、自身の駆け出しの頃(もっと遡って)「ワインと出会った頃」の事を忘れています。
いや、私がどこまで解っているのか自信がありません。
しかし、政治がらみの報道で「専門家も解っていないな」と知った今、「自分の置かれる世界の実情」に目を向けるタイミングかと思います。
そこを知っての「本当の専門家」と呼べるのではないか、と思う今日この頃
自戒を込めて。
さて今日30日はカウンターが埋りましたが、テーブルが空いています。
明日31日は沢山空いています。
どうぞよろしくお願いいたします。
樋口誠