どんな人にも「緊張する瞬間」とか「〇〇さんを前にすると緊張する」とかはあって当然です。
22日(3日前)にご案内した「阪神大ワイン祭」に於ける弊店ソムリエ山本理沙子のトークデビュー。
本人も「滅茶苦茶緊張しました」と言っています。
しかし、現場で観た人も、インスタライブやアーカイブで聴いた人も「いや、緊張は感じなかった」とのこと。
私にも「肝が座っている」と思わせた話しぶりでした。
そういう私も人前で話す機会が多くありました。
話が上手いとか、人気がある、という理由な訳がありません。
ましてやビジュアルが良い、なんて有り得ません(笑)
その時に引き受けている「立場」「役割」がそうさせているだけなのです。
いわゆる【たまたま】です。
ですので、当然緊張しますし、「緊張しなかった記憶」はありません。
それでも他人様からは「緊張を感じなかった」と見られるもの。
正確には若い頃は緊張感は出ていたのだろうと思いますが、ある時から「緊張はするものだ」と自覚して、気が楽になったと感じています。
例えば檀上に上がって客席を見渡してみてドキドキしたなら「おお~、緊張してるやん」
それを自覚した時点で平静に戻れます。
「緊張しない様に人と言う字を書いて呑む」とよく言われますが、それでも緊張はするのです。
緊張しないようにしよう、あがらない方法を見つけよう、と思わないことです。
と言うか、人前で話すことを特別な事と思ってはいけません。
少なくても私達の仕事はお客様の前でサーブをして話もする仕事ですから、同じですね。
で、その時に緊張感を失くしていると失敗するのです。
普段から緊張をし、その緊張で良いアドレナリンを出しまくる、ということです。
な~~んて、偉そうなことを言っていても、いつも失敗する私は能力が足りないのですね。
今日も緊張しながら頑張ります。
樋口誠