テイスティングも様々な「目的」「技法」があります。
例えばソムリエ認定試験では、外観・香・味わいをもとに品種や産地を推察します。
当たらなくても終わってからの答え合わせで「あの感じが〇〇種かぁ」とか「あの香りは習った通り△種のものだった」となればいいと思っています。
なぜなら受験者は「ほぼ初心者に近い経験値」の人が多いのですから「テイスティング自体が勉強」になればいいのだろうと・・・
或いは自店で使うワインを決めるためのテイスティングは違います。
この場合はブラインドでないことが殆どです。
「価格に見合っているか?」「他社のものに勝っているか?」「その産地の典型であるか?」等をフルオープンの情報をもとに見極めます。
醸造家などの場合は生産に関わる技術的な面を探ることになるのだろうと思います。
自分で造ったワイン、他者が造ったワインでも目的・方法は変わるでしょう。
しかし、どの目的のテイスティングでも、その先が「美味しく召し上がって頂く為」の前段階でなければならないことを肝に銘じたいですね。
さて明日4日は「サクラアワード」の大阪での審査会。
女性審査員が世界中のワインをテイスティングし、いくつかのカテゴリー別に評価をするというものです。
大阪会場では約1400種のワインを30チーム(5人一組程)で行います。
過酷です。
私達男性チームは、その1,400種の抜栓とサーブ。
これも過酷ですし、神経も擦り減ります。
今日3日は有難いことに満席になりましたので、帰宅後は「スコーン」と寝て明日に臨みたいと思います。
ということで明日4日はお休み、明後日5日そして6日は沢山空いています。
どうぞよろしくお願いいたします。
樋口誠