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銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

利世館

2017-04-02 17:40:24 | 銭湯
JR京浜東北線関内駅を下車して伊勢佐木町をブラブラ歩き、そのまま風俗街へ。その風俗街の少し入ったところに利世館がある。ビル型の銭湯で、お店は二階にあるのだが、一階は風俗店。風俗店の上にある銭湯というのはかなり珍しいのではないかと思う。入り口はビルの脇にあるため、風俗店を横切る必要はない。
ただ、そこらへんの道を歩いていると、どうしても客引きから声を掛けられる。
建物はけっこう古く、下足箱は松竹錠。カウンター式で自販機はない。受付は場所が場所だけにやさぐれた店員を勝手に想像していたのだが、感じの良い女性店員さんだった。
お金を払うとロッカーの鍵を受け取り、帰りはその鍵を返す仕組み。
のれんをくぐって中に入ると、脱衣場もかなり年季を感じさせた。ただ、汚れてる感じはしない。入店したのは開店してまもなくの15時頃だったせいか、客はまばら。
浴室は、入って左手前にシャワー、その隣にジェット、バイブラなどのメインの浴槽が並ぶ。さらに奥が黒湯、水風呂とある。メインの浴槽は43度。黒湯は44度となっていた。部屋の一番奥にはサウナがある。
右手側はすべてカランが占めるが、凹凹と並んだ感じの形をしている。
室内全体はレンガの外壁で、加えて薄暗く古びているのでなんともいえないアンニュイな雰囲気。客層は、ほとんど中年か高齢者で、みんな静かだ。
カランも古いのだが、はじめてみる形をしていた。床のタイルはところどころはげており、否応なく年月の経過を感じさせる。
風俗街のど真ん中にあるということで強面の人たちばかりを想像していたが、店員さんも含め、意外と普通の人たちばかり。カランの場所取りはあるけど、周囲に気遣う感じの人が多く、室内だけみると、ここが風俗街にある銭湯とはとても思えなかった。

【評価チェック箇所】
・値段 470円
・アクセス(道程)少し歩く
・周辺の店 風俗店ばかり
・休憩所 こじんまりとしているが、手作り感のある休憩所
・混雑ぶり ほどほど
・清潔さ 設備はかなり古いが、きちんと清掃されている感じはした
・接客 感じが良い
・客層 ふつうの人たち。めずらしく刺青の人も見かけなかった
・脱衣所 古いがそこそこ広さがある
・キャパシティ 間に合ってる
・洗い場仕切りの有無 なし
・シャワーの出 立ちシャワーの勢いはよくない
・温度 43~4と少し熱めか
・高低差 なし
・眺望 薄暗くて壁画もなし
・食事 なし