銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

親松の湯

2017-04-16 18:20:39 | 銭湯
東急東横線白楽駅から歩いて7~8分。スーパーあおばの前にある国道を渡って路地に入ると親松の湯がある。見上げると、煙突に鮮やかなネオン。コインランドリーも併設されている。古い建物で、地方の旅館を彷彿させるような内装。受付はフロント式で、受付は年配の女性だった。
脱衣場は、古びた雰囲気ながら様々なこだわりを感じさせる作りで、着替える前に色々と見渡してしまう。特に標本が面白い。魚やくらげも(?)坪庭も手がこんであるし、浴室からは鯉の泳ぐ池をみることができる。ただそのこだわりの庭も、夜の曇ったガラス越しだとよく見えない。それとなぜか握力測定器も。体重計はデジタル。島ロッカーがあるのも珍しい。
浴室は、手前がカランで奥が浴槽。浴槽は3つで、一つひとつが小さい。ジェットバスの浴槽と寝湯に、ラドン湯の薬湯。薬湯はプラスチックの囲いで覆われている。お湯の温度はジェットバスと寝湯が少し熱いぐらい(43℃前後ぐらいか)。ラドン湯の薬湯はかなりぬるい。脱衣場には、軟水が使われているとあったが、いまだ軟水と水道水の違いが肌感覚では分からない。
客層は、入ってみると若年層が多く驚いた。おそらく近くの神奈川大学の学生だろう。隣の女湯からも若い女性の嬌声が聞こえてくる。
休憩所は、脱衣場と兼用ではなく、ちゃんとフロントの横に用意されていた。ソファにテーブルとテレビに寝そべるマッサージ機。マッサージ機ははじめてみるタイプだった。珍しいので使ってみたかったが、女子大生らしき入浴客が友人と楽しそうに使っていたので今回はパス。
全体的に古びた印象は拭えないし、やや暗いトーンの銭湯ではあったが、随所にこだわりがあり、色々と入浴客を楽しませてくる面白い銭湯だった。

【評価チェック箇所】
・値段 470円 
・アクセス(道程)ほどほど近い
・周辺の環境 住宅地
・混雑ぶり そこそこ
・清潔さ 普通
・接客 良い
・客層 学生と中高年
・脱衣所 こだわりを感じる
・休憩所 昔の雰囲気
・シャワーの出 普通
・備え付け なし
・貸しタオル あり
・サウナ あるにはあったが、訪れた日は男湯のサウナが壊れていた
・温度 ちょっと熱め
・眺望 壁画がないのが残念。ただメインのジェットバスの浴槽には岩風呂の演出も

住所
〒221-0802 横浜市神奈川区六角橋2-15-5
電話
045-491-8196
営業時間
14:30〜24:00
定休日
毎週水曜日
※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合HP転載