東京メトロ銀座線の浅草駅を降りて、にぎやかな雷門通りを歩くこと10分。雷門通りの突き当たった右手裏側に蛇骨湯がある。浅草自体は何度か来たことがあるのだが、所在地は裏通りとあって、最初はみつけるのに苦労した。
細い道をすり抜けて蛇骨湯に近づくと、なにやら人だかりが。出てくる人と入る人、それと灰皿があるのでタバコを吸う人と入り口はごった返していた。その時に紫煙をくゆらせていたのは着物をまとった和服美人。いかにも浅草という感じである。
銭湯は建物自体が小さいので、必然的に下足箱も狭い。それと下足箱のところにチケットの自販機が置いてある。表記は日本語のみならず英語、ハングル語、中国語表記。それもそのはずで、外国人客がものすごく目立つ。さすがに日本人のほうが圧倒的に多いのだが、ほかの銭湯と比べたら別世界だ。ここが日本有数の観光地であることを改めて思い知らされる。
中に入るとカウンターがあり、左奥には休憩所。休憩所には大きな金魚が泳いでいた。
脱衣場はリニューアルしたとあって、とても綺麗だった。マッサージチェアのある仕切られた一画には、テレビが置いてある。この日は野球を放映していたので、脱衣場内には野球中継が響いていた。
浴室内に入ると、右手側がカラン群で、左側に露天風呂の入り口とその奥はL字となった浴槽が並ぶ。しかし室内の浴槽は思ったよりも小さく、また脱衣場は新しかったが、浴室はそんなに新しくも感じなかった。ジェットバスや電気風呂もあるが、種類はその程度。お湯は一応黒湯と表記されているが、見た目はどうみても緑だ。手ですくってみるとほぼ透明なので、一応黒湯なのだが色がかなり薄いのだろう。
そしてびっくりしたのが、カランから出るお湯も緑であること。同じ温泉のお湯がカランからも出てくる。そのため、お湯だけで髪を洗っていると心なしかゴワゴワする感触と温泉の匂いがそのまま残るような感じがする。
しかし、ここの銭湯で特筆すべきは露天風呂だろう。ここは外気浴のできるスペースがあって、小さな庭に木の欄干が設けられている。そこに背もたれのない椅子が4脚ほど並び、客はその欄干に腕を預けて椅子に座り、庭を眺めながら体を冷やすことができる。それと庭の隣には池もあって、ところ狭しと鯉が泳いでいた。その鯉もまた休憩所の金魚に負けないぐらい立派な鯉ばかり。
足を伸ばせば背中をなでられそうなぐらい距離が近く、小さな鯉も含めると30匹ぐらいはいるだろうか。
それと肝心の露天風呂だが、温度はぬるい。室内のお湯が42度ぐらいだとすると、40度ぐらい。露天には水風呂もある。水風呂の上にはスピーカーが設置されていて、テレビの音が聞こえてくる。ガラス越しで脱衣場にあるテレビを露天風呂からも見られる仕組みだ。
自分が訪れたときは、外国人客も何人か入っていたのだが、どうも一見さんという感じがしなくて慣れた様子だった。露天風呂の椅子に座ろうとしたときに、近くにいた外国人客がついでにという感じで自分の椅子もお湯を流してくれた。外国人と言っても観光客だけでなく、浅草付近に住む常連客もいるのかもしれない。
【評価チェック箇所】
・値段 460円
・アクセス(道程) 駅からそんなに遠くはないが、ちょっと分かりづらい
・周辺の店 観光名所がたくさん
・休憩所 金魚が立派
・混雑ぶり やや混んでいる
・清潔さ 古びたせいなのと黒湯のためか浴室はそれほど綺麗に感じない
・接客 あまり愛想はよくない
・客層 日本人の中高年ほか若い女性、外国人も
・脱衣所 綺麗なのとそこそこ広さもある
・キャパシティ 一般的な銭湯としては広いほうだが、来客数に比べてやや足りない
・洗い場仕切りの有無 なし
・シャワーの出 ふつう
・温度 まあまあ
・高低差 なし
・眺望 昔ながらの富士山の絵がみられる
・食事 なし
細い道をすり抜けて蛇骨湯に近づくと、なにやら人だかりが。出てくる人と入る人、それと灰皿があるのでタバコを吸う人と入り口はごった返していた。その時に紫煙をくゆらせていたのは着物をまとった和服美人。いかにも浅草という感じである。
銭湯は建物自体が小さいので、必然的に下足箱も狭い。それと下足箱のところにチケットの自販機が置いてある。表記は日本語のみならず英語、ハングル語、中国語表記。それもそのはずで、外国人客がものすごく目立つ。さすがに日本人のほうが圧倒的に多いのだが、ほかの銭湯と比べたら別世界だ。ここが日本有数の観光地であることを改めて思い知らされる。
中に入るとカウンターがあり、左奥には休憩所。休憩所には大きな金魚が泳いでいた。
脱衣場はリニューアルしたとあって、とても綺麗だった。マッサージチェアのある仕切られた一画には、テレビが置いてある。この日は野球を放映していたので、脱衣場内には野球中継が響いていた。
浴室内に入ると、右手側がカラン群で、左側に露天風呂の入り口とその奥はL字となった浴槽が並ぶ。しかし室内の浴槽は思ったよりも小さく、また脱衣場は新しかったが、浴室はそんなに新しくも感じなかった。ジェットバスや電気風呂もあるが、種類はその程度。お湯は一応黒湯と表記されているが、見た目はどうみても緑だ。手ですくってみるとほぼ透明なので、一応黒湯なのだが色がかなり薄いのだろう。
そしてびっくりしたのが、カランから出るお湯も緑であること。同じ温泉のお湯がカランからも出てくる。そのため、お湯だけで髪を洗っていると心なしかゴワゴワする感触と温泉の匂いがそのまま残るような感じがする。
しかし、ここの銭湯で特筆すべきは露天風呂だろう。ここは外気浴のできるスペースがあって、小さな庭に木の欄干が設けられている。そこに背もたれのない椅子が4脚ほど並び、客はその欄干に腕を預けて椅子に座り、庭を眺めながら体を冷やすことができる。それと庭の隣には池もあって、ところ狭しと鯉が泳いでいた。その鯉もまた休憩所の金魚に負けないぐらい立派な鯉ばかり。
足を伸ばせば背中をなでられそうなぐらい距離が近く、小さな鯉も含めると30匹ぐらいはいるだろうか。
それと肝心の露天風呂だが、温度はぬるい。室内のお湯が42度ぐらいだとすると、40度ぐらい。露天には水風呂もある。水風呂の上にはスピーカーが設置されていて、テレビの音が聞こえてくる。ガラス越しで脱衣場にあるテレビを露天風呂からも見られる仕組みだ。
自分が訪れたときは、外国人客も何人か入っていたのだが、どうも一見さんという感じがしなくて慣れた様子だった。露天風呂の椅子に座ろうとしたときに、近くにいた外国人客がついでにという感じで自分の椅子もお湯を流してくれた。外国人と言っても観光客だけでなく、浅草付近に住む常連客もいるのかもしれない。
【評価チェック箇所】
・値段 460円
・アクセス(道程) 駅からそんなに遠くはないが、ちょっと分かりづらい
・周辺の店 観光名所がたくさん
・休憩所 金魚が立派
・混雑ぶり やや混んでいる
・清潔さ 古びたせいなのと黒湯のためか浴室はそれほど綺麗に感じない
・接客 あまり愛想はよくない
・客層 日本人の中高年ほか若い女性、外国人も
・脱衣所 綺麗なのとそこそこ広さもある
・キャパシティ 一般的な銭湯としては広いほうだが、来客数に比べてやや足りない
・洗い場仕切りの有無 なし
・シャワーの出 ふつう
・温度 まあまあ
・高低差 なし
・眺望 昔ながらの富士山の絵がみられる
・食事 なし