銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

ピース湯(東京・西大井)

2019-06-29 06:46:19 | 銭湯





JR横須賀線の西大井駅から西に向かって歩くと、住宅街の中にピース湯がある。
軟水を使ったまろやかな銭湯だった。


【ピース湯】をザックリいうと
◎軟水、露天風呂、サウナ、水風呂あり
・演歌が流れてる
・軟水感がすごい
・平和的な雰囲気


※写真
上:ピース湯看板
中:立会道路
下:伊藤博文の墓








▲西大井駅


▲改札口をでて右


▲信用金庫を右にまがったところ


▲線路の下をくぐる




▲そして左






▲そのまま進んでいって


▲またもや左にまがる




▲ようするに線路沿いに進む


▲ここを右折。線路とおさらば




▲右手に公園がみえる

 


▲この立派な門構えは何だろうなぁ~?と思ってみると


▲伊藤博文のお墓。
なぜ西大井に伊藤博文のお墓?!


▲どうやら、ここに住んでいたらしい。居住地にお墓を建てるのはどうなんだろう…


▲どんどん進もう












▲しばらく歩いていると…


▲ピース湯の看板がみえてくる


▲右の坂道をおりる


▲ずいぶん段差のある地域だ








▲到着


入り口は普通のマンション銭湯という感じである。下足箱に靴を入れて右の自動扉をあけると、さっそく演歌歌手のポスターが目につく。
絶対に脱衣場は演歌が流れてるぞと思ったが、案の定演歌が流れていた。
それとテーブルと椅子があって、テーブルにはジャンプとコロコロコミックが山積みになっていた。
子どもの多い銭湯なのかもしれない。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲家庭的な雰囲気


左にフロントがあり、座るのは70代ぐらいの女性。とても感じのいい人で、「こんにちは」と言うと笑顔で「こんにちは」と返してくれる。安心感を与えてくれる女性だ。
貸しタオルをお願いすると、バスタオルとフェイスタオルを選べたので、フェイスタオルのみを選択。


右側にある男湯ののれんをくぐると、ふつうの脱衣場。真ん中に木製の椅子がいくつも集まっていた。
ロッカーは、右側壁際にある。



服を脱いで浴室に入ると、パッと見は古いのか新しいのか分からないような印象を与える。ただ、ほぼ白を基調としているので清潔感がある。


手前左側にサウナ。右側は、立ちシャワーがある。
カランは、島カランがあって、右側と奥に続く。
浴槽は左側にあって、小さな水風呂と大きな主浴槽。主浴槽は、大きさだけみると7~8人は入れそうだが、中はいろんな設備で区切られているので、実際は5~6人でいっぱいだろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用


左からボディジェット、座湯、寝湯、電気風呂と続く。
温度は43℃ほどで、最初に足を入れると熱い感じはするが、慣れると気持ちいい。
それとここの特徴は、軟水であることだ。正直、湯船に浸かっていると軟水の効果は感じないのだが、カランで洗ってる時はすごく感じた。
というのも、ここは備え付けがあるのだが、ボディシャンプーを使って洗い流していると、ぬめり感がぜんぜん落ちない。
アレ?と思いながらゴシゴシ洗うのだが

「ぜんぜん落ちねー!!」

と必死になって洗っていると、途中で「あ、これが軟水か…」と気が付いたのだが、ほんといつまでも洗剤がついてる感覚なのだ。おそるべし軟水パワー。
(※軟水でぬるぬるしてるのは石鹸が落ちてる証拠らしいのだが、感覚的にはちょっと…)


それと湯船で注意したいのが、段差があることである。ほかでも書いてることだが、泡尽くしの場合、足元がまったく見えない。
ここもジェット関連が並んでいるのでそうなのだが、座湯から寝湯に移ろうとしたとき膝をぶつけてしまった。
座湯は深くなってて、寝湯は一段あがったところにある。はじめて来る人は要注意だ。


それと、浴槽はこれだけでなく、奥の扉をあけると、露天風呂がある。
正確には露天ではなく室内なのだが、上の小窓が開いてるので、冷たい空気が入ってきて外気浴ができるようになっている。
側面は石作りだが、天井はコンクリートの打ちっ放しでパイプはむき出し。
なので風情らしいものはないものの、浴槽は主浴槽と同じぐらい広くて快適。
それこちらは40℃と温度が低めなので、長湯するにはもってこいだろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層はほとんど高齢者だが、親子連れもいた。そこそこ混んでいて人気があるところのようだ。
駅から近くないので、ほとんど地元客だろうけど、一見さんに睨みをきかせるような常連客はいないし静かで、初めて来る人でも入りやすい場所だと思う。
湯船はちょっと熱いが、店名通り平和(ピース)的な雰囲気の銭湯だった。


ちなみに、公式では最寄り駅がJR横須賀線の西大井となっているが、東急大井町線の荏原町駅もほぼ同じ距離。帰りはこちらで帰った。
それと立会道路というところを初めて歩いたのだが、散歩するには気持ちいい緑道だった。


▲西日がまぶしかったけど


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 西大井(もしくは荏原町)
経路 伊藤博文の墓を横切る
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 ジャンプやコロコロコミックが山積み
照明 ふつう

★設備
休憩所 演歌ポスターが所狭しと張ってあるロビー
脱衣所 演歌が流れてる
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ボディジェット、座湯、寝湯、電気風呂、水風呂、露天風呂
サウナ あり
温度 40℃、43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 とても感じがよい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(30円)
備え付け あり

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者や親子連れ


【案内】

住所
〒140-0015
品川区西大井6−15−16

電話番号
03-3772-5281

アクセス
横須賀線「西大井」駅下車、徒歩8分

休日
月曜
祝日は営業

営業時間
15:30−24:00

※東京銭湯ホームページ転載