銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

なみのゆ(東京・高円寺)

2019-06-01 07:28:18 | 銭湯





JR高円寺駅を下車して、住宅街に向かって歩けば、10分ほどでなみのゆに到着する。
雑多で散乱としたお店ではあるが、高円寺らしくいろんなアイデアが盛り込まれた個性ある銭湯だった。


【なみのゆ】をザックリいうと
◎プールあり
・ごちゃごちゃしてる
・受付の女性は品がある
・お湯がかなり熱め
・煙突のこいのぼりがランドマーク
・都内初のプールを備える銭湯らしいが確認できなかった

※写真
上:なみのゆの鯉のぼり
中:高円寺駅
下:なみのゆ入口








▲高円寺駅


▲改札口をでて左


▲バスターミナルの横断歩道を渡る




▲サンドラを横切り


▲セブンイレブンを左


▲曲がったところ


▲とりあえず真っ直ぐ








▲突き当たりは右


▲曲がったところ


▲すぐ左


▲曲がったところ








▲突き当たりは右


▲曲がったところ


▲すぐ左






▲突き当たりは右


▲曲がったところ






▲十字路は左


▲曲がったところ




▲外壁改装中だった


▲到着


▲左側には倉庫も



それと、ここで有名なのが煙突に鯉のぼりである






▲文字通り、屋根より高い


とにかく入り口からごちゃごちゃした感じであるが、中に入ってもそんな感じだった。
下足箱に靴を入れて、中に入ると、真ん中に柱。マンション銭湯ならではの構造だろう。右側に小さなイスがあり、左側にフロント。その移動の途中で目にするのが、棚に並べられたオニギリや駄菓子類。
おつまみのお菓子とかはあるにしても、オニギリまであるとはビックリ!


出典:東京銭湯ホームページ引用


フロントに座るのは、70代ぐらいの女性。話し方に品があり、ちゃんとお化粧もしていて、対応も良かった。
貸しタオルをかりて左側ののれんをくぐると、脱衣場も雑然とした印象だ。
手前右側に体を鍛える器具(なんというのか分からない)があり、その横に古いデジタル体重計。
手前から奥にかけて洗面台、洗濯機、ステンレスの水場(地下水を入浴客に提供してる)、ラックと続く。



出典:東京銭湯ホームページ引用


左側にはロッカーが並ぶ。ちなみにロッカーの上には色んな物が置かれているので、ほんとゴチャゴチャしてるなあという感じである。
そのほかに注意書きなどがあって想像におまかせするが、とにかくイロイロだ。


入って右にある扉を開けると、浴室は全体的に白を基調としていて、古くて少しくたびれた感じ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


もちろん浴室も雑多感満載だ。真ん中に島カランがあって、左右の壁にもカランがあるのだが、右側はなんと物置っぽいものがある。
えっ、浴室に物置?と思ったが、あとで調べるとプールの囲いだったようだ(ここは銭湯では都内で初めてプールを設置したところだとか)。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こうなっていたようだ


カランには一つひとつ金網状の小さな物置もあって、このあたりの配慮はうれしい。
それとカランのヘッドは、島と壁で形が違っていた。
手前左側に立ちシャワーが2つ。ハンドシャワーで、カーテンもついている。


奥に浴槽があり、3つに分かれているが、すべて白湯。
一番左が少し大きめで、真ん中が深浴槽。右端が座湯である。


最初に入ろうとすると、先に入ってる2人が立ったまま、足をボリボリかいていた。けっこう熱めのお風呂なのかもしれないと覚悟しつつも大丈夫だろうと足を入れてみたが、めっちゃ熱い。
体が慣れるまでだいぶ時間が掛かったが、おそらく46℃ぐらいはあっただろう。


浴槽の壁にはラミネートされた冊子が飾られており、そこにはなみのゆを紹介した文章もあるのだが、「なみのゆの温度は平均43.5℃です」とある。
43.5℃にしてはずいぶん熱くないだろうかと思うのだが、あくまで「平均」だからか。


右端の浴槽もだいたい同じ45℃ぐらいで、真ん中がすこし低かった気がしたが、あくまでもそんな「気がする」程度。ほかの銭湯と比べたら、十分熱い。
なので、初めての人はそれなり覚悟しておいてほうがいいだろう。


天井はマンション銭湯ということで入り口手前側は低いが、奥側になると高くなっている。マンション銭湯という制約の中で創意工夫の痕跡を感じさせる姿だ。
壁絵は、真っ赤な富士山のシルエットに船が描かれている。現代風で伝統の油絵とは一線を画している。


客層は偏ったところがなく、高齢者もいれば中年や若者も満遍なくバランスのとれた感じ。こうした客層にバランスが取れたところは人気がある証だろう。


それと、この日は5月5日(子どもの日)ということで菖蒲(しょうぶ)湯を楽しみにきたのだが、どうやら朝風呂は対象外だったようだ。
玄関からでると、にぎやかな声が聞こえており、見ると親子でワイワイと菖蒲を洗っていた。


入り口から浴室まで雑然とした銭湯ではあるが、様々な工夫が凝らされており、高円寺らしく雑多感とアイデア満載の銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 高円寺
経路 住宅街の中を通る。わかりやすいのは、商店街経由で小杉湯を横切って真っ直ぐ
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 煙突に鯉のぼり
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 お菓子
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 雑然としてる
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 
サウナ なし
温度 46℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 とても良い
清潔さ きれい
貸しタオル あり(30円)
備え付け あり

◆人
受付 70代の女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒166-0002
杉並区高円寺北3−29−2

電話番号
03-3337-1861

アクセス
中央線「高円寺」駅下車、徒歩7分

休日
土曜

営業時間
15:00−25:00
日曜は8:00−12:00も営業、水曜は18:00開店

※東京銭湯ホームページ転載