銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

栄湯(東京・用賀)

2019-10-01 06:56:25 | 銭湯





東急田園都市線の用賀駅を降りて商店街を抜けると、住宅街に入れば古風な建物の栄湯がみえてくる。
老朽化が著しく熱いお湯の銭湯だった。

【栄湯】をザックリいうと
◎サウナあり
・気難しい感じの店主
・とにかく徹底的に汚い
・かなり熱めのお湯




▲用賀駅の改札口


▲駅の地図をみるとこんな感じ。右下に小さく栄湯の文字が見える


▲北口は改札口を出て右側




▲この上にあがる


▲上がって振り返ったところ


▲商店街方面に進む






▲ここを右折する


▲曲がったところ


▲そのまままっすぐ行けば








▲到着


下足箱に靴を預けて中に入ると、目の前に落ち着いた感じのロビーがあって、左側にフロント。
受付をするのは、70代半ばぐらいの男性だろうか。終始、険しい表情である。
貸しタオルをお願いすると、帰りはフロントに返すように言われる。


のれんをくぐって中に入ると、けっこう古い銭湯だなという印象だ。
ロッカーには所々テープが貼られており、どうやらそれが鍵のないロッカーを示しているらしい。
左端には旅館にありそうなテーブルと椅子があって、そのテラスの奥にトイレ。坪庭はそのまんま自生に任せてる感じだ。


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用


浴室に入ると、少し広めの空間になっており、真ん中に島カランが2つあり、左右の壁にもカランが並ぶ。
立ちシャワーは、右側に2つ、浴室左にはサウナと隣接する形でもう1つあった。
なので合計で3つも立ちシャワーがある。ただし、手前右側はお湯のハンドルが壊れていたので水しかでない。
ほかにもカランはメンテナンス不備が目立ち、シャワーは勢いがあるのに明後日方面に出たりと使い勝手が悪い。


そして奥に浴槽があって、浴槽は3つに分かれている。
一番広いのが真ん中で、噴水のような形の湧出口があり、ジェットバスが左右についている。
その主浴槽の右が深浴槽で、左が薬湯。


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用
▲女湯


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用
▲男湯

真ん中と座湯(右)が体感的に46、7℃ほどで、左が42℃ほどだろうか。
とにかく熱いので、ほとんどの人が入っていなかったのだが、自分がみたときは幼稚園児ぐらいの子どもと若いお父さんが入ろうとしていた。
お父さんは、おまえ頑張って入ってみろ的に発破を掛けていたのだが、そのお父さんも足しか入れておらず、息子の手前上我慢してるのは明らかだった。
男の子は無謀にも挑戦していたが、やはり「アツいアツい」と言うと、身をよじりながらすぐに出てしまった。当然だ。
熱湯に慣れてそうな常連客だって、半身浴から始めてようやく入れるような温度なのだから…。


それとここの特徴は、とにかく汚い!
立ちシャワーのヘッドが焦げ付いたような真っ黒に錆びついていたのと、カランは水アカがびっしり張り付いており、浴槽の縁は塩素で白くお化粧されていて、前面はドロドロの赤茶けたアカが覆っていた。脱衣場の壁紙も至る所が剥がれており、ここまで徹底的に汚いのも珍しい。
というか正直、閉口した。
看板には、「皆様に愛される公衆浴場」とあったけど看板に偽りありだ。
こんな汚さは愛せない。


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用
▲こういう写真でも水アカ?塩素?が確認できる


壁画は、和風の建物なのに描かれているのは夕凪の海にヨットが漂う場面。
客はほぼ高齢者。用賀にあって駅から近く、立地場所はとても良いのだが、これだけ汚いと若い人の足は遠のくだろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 用賀
経路 商店街を歩く
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 
壁画・眺望 夕凪の海のタイル絵
統一感 なし
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 汚い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ジェットバス、バイブラ、薬湯
サウナ あり
温度 46℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 気難しい
清潔さ 汚い
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 70代後半
客層 高齢者


【案内】

住所〒158-0097
世田谷区用賀4-31-3

電話番号
03-3700-8102

アクセス
東急田園都市線「用賀」駅下車、徒歩5分

定休日
月、火曜営業

時間
16:00〜23:30

※せたがや銭湯ガイドホームページ転載