銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

マンデー豊洲の湯(東京・豊洲)

2021-10-09 07:42:00 | ホテル
#マンデー
豊洲の湯


・ホテルの大浴場
・新しくて綺麗
・入浴客が少ない




東京メトロ有楽町線
#豊洲駅

▲豊洲駅。こちらは有楽町線のほぼ終点に近い駅でオリンピックの拠点にもなったところだ




▲場所としてはこんな感じ


▲今回めざす場所は、6aをでる


▲エスカレーターでのぼり


▲ここは改札口がいくつかあるが、左にまわる




▲案内通りに進んで


▲改札口


▲案内が示すとおり右にまがる


▲階段をのぼって


▲今度はひだり


▲左に曲がったところ


▲地上がみえてくる


▲あとはまっすぐ行くだけ














▲東雲橋(しののべばし)をわたる


▲けっこう広い運河だ


▲橋をわたって




▲そのまま道なりに歩く




▲すると右手にマンデーがみえてくる




▲到着


入り口に入ると、ロビーの右側にフロントがある。
スタッフは何人もいたが、一番近くにいた右端の女性に声を掛けて「すみません。大浴場に入りたいのですが」と訊ねると、「最初に体調のアンケートに答えていただけますか?」と言われた。
用紙には、氏名、住所、連絡先、体調の有無、PCR検査を受けたか等々、多くの項目だ。最後に署名まで書いて提出。さすがホテルだけに徹底している。
書いたあとに、「タオルはお持ちですか?」と聞かれたので「ないです」と答えると、レンタルセットを勧められたので、そちらをかりることに。
レンタルセットは500円で、入浴料と同じ値段だ。ちょっと高めに感じたが、ホテルらしいサービス(ホスピタリティ)も含めて考えれば納得できる範疇だろう。公衆浴場の中では、最高ランクの接客対応だった。
銭湯のような距離感が近い対応もいいけど、ホテルの場合はそれとは別にプロとしての対応をしてくれる。
お金を支払うと、浴場に入る際は必要となるカードキーが渡される。帰りはフロントに返し、タオルは脱衣場にあったバスケットに入れて戻した。


▲エレベーターからロビーを眺める


▲エレベーター


▲2階に到着。右側が食堂


▲ひだりが大浴場への入り口


エレベーターに乗って2階に到着すると、すぐ左側に大浴場の扉がある。
touchと書いてあったのでカードキーをかざしてみたら開いた。
右側にコインランドリーの入り口。左の廊下を進むと手前(右)が男湯、奥(左)が女湯である。




ここの扉もカードキーをかざすと自動扉が開く。
中に入れば下足箱(学校にあるような棚になってるもの)が目の前にあり、ここで靴を脱いでくださいと注意書きがあった。
奥に進むと脱衣場が広がってるが、気持ちやや狭いかなと感じた。
右側には洗面台を兼ねた鏡台があり、アメニティとしては化粧水や使い切りのひげ剃り、シェービングジェルがある。残念ながら綿棒は見あたらなかった。


左側のスペースにはロッカーがなくて、カゴが並び、そのカゴに脱いだ服を入れてくださいと書いてある。なんとホテルなのに古い銭湯スタイルだ。
貴重品入れのロッカーはあるので、そこに財布やスマホなどを預けた。ただかなり小さいので、できれば貴重品は最低限にしたほうが無難だろう。


浴室の自動扉を開けると、最初に感じたのは無音の世界である。入浴客は自分ひとりだけでジェットバスのような音を立てる設備もないので、本当に静か
一般の銭湯だとなにかしら音が伝わってくるが、ホテルの場合は壁の防音性が高く、耳をすませても外部の音が聞こえてこない。照明は薄暗く、なんだかとても寂しい雰囲気だった。


出典:とよすとホームページ引用


室内のレイアウトはシンプルで、右手前にカランと、その右奥側が浴槽。左側は手前が立ちシャワーで、奥がカランだ。
全体的に統一感があり、シックでシンプルな作り。
意匠が感じられるのは、右壁のところに飾られた絵だろう。これは富士山に星座が描かれた壁絵になっていている。


出典:とよすとホームページ引用


カランは実際に使ってみると、自分のタイミングで止められるのでストレスを感じず。ただ勢いは微妙だった。
立ちシャワーもハンドシャワー仕様で、こちらは自然と止まる仕組みだが、勢いはやはり微妙。
カランにある備え付けはシャンプー、トリートメント、ボディソープの3つ。メーカーはPOLAで、おそらくホテル専用のアメニティだろう。


浴槽は大浴場と書いてあるとおり広め。ただし、スーパー銭湯と比較すると若干小さく感じる。
長方形の湯船で、バイブラとかジェットバスは一切なし。ホテルゆえにそこまでお金は掛けられなかったのかもしれない。
入ってみると思った以上にぬるく、41℃ぐらいか。あるいは40℃に近いように感じた。
ここのお湯は塩化物泉らしく、熱海の湯と命名されており、しばらくすると思った以上に体が温まってきたので気持ち良かった。長湯するにはもってこいだ。


客層は自分のほかに途中で中高年の男性が入ってきたが、カラスの行水よろしく10分もしないで出ていってしまったので、ほとんど独り占め状態。
一方でお湯からあがって廊下に出ると数人の客とすれ違ったので、夕方頃には客足が増えはじめるのかもしれない。
自分が訪れたのは15時だったから、ゆっくりしたいならこの時間をおすすめする。


はじめから最後まですごく綺麗で、浴室は無音に近い空間だったので、とても新鮮な体験だった。
湯船の設備はほぼないに等しかったけれども、心の落ち着く空間だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 豊洲
経路 新豊洲方面
周辺の環境 イオンやビル

●空間演出
建物外観 ホテル
壁画・眺望 富士山と星座
統一感 あり
置物 なし
照明 薄暗い

★設備
休憩所 廊下
脱衣所 やや狭いがとても綺麗
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 主浴槽
サウナ なし
温度 41℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 すごくいい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(500円)
備え付け あり

◆人
受付 20代後半ぐらいの女性
客層 中高年


【案内】
■料金

大人:500円

小学生以下:250円

レンタルタオル:500円(バスタオル・フェイスタオル)

■利用時間
15:00〜22:00(最終入場)

※子連れで混浴可能なのは7歳まで

※とよすとホームページ転載