#寺島浴場
東武伊勢崎線
#東向島駅
▲東向島駅。人生ではじめて降りた駅だ
▲東京スカイツリー駅から二駅目。さらに二つ先にある堀切駅は、かつて三年B組金八先生の舞台になった駅である
▲出口を降りて
▲改札口
▲改札口を抜けたところ
▲その目の前に地図がある。左が現在地で、目的地は右下方面にむかう
▲だいたいここらへん。幹線道路沿いだ
▲改札口を出たら右にすすみ、マクドナルドのところを横切る
▲そのまま歩いて
▲奥にファミリーマートと右側に青果店がみえてきたら右折する
▲右にまがったところ
▲そのまままっすぐ進んでもいいし左に曲がってもいい。どのみち大通りにでる
▲とりあえず今回はGoogleマップに従い左に進んだ
▲大通りがみえてくる
▲すぐ目の前の横断歩道を渡る
▲すると寺島浴場の看板がみえる。ここまで歩いて3分程度。かなり駅近な場所といえるだろう
▲さらに奥に進んだ左のマンションに寺島浴場の入り口がある。奥まっているのでちょっと分かりづらいかもしれない
▲自販機にある寺島浴場の文字が目印
▲奥に進んだところ
▲オリジナルグッズまで販売している。なかなかやり手のところのようだ
中に入ると、左側に下駄箱があり、その奥がロビーになっていた。ロビーといってもほんの小さな空間で、真ん中にテーブルが鎮座し、その左に椅子があるぐらいだ。
フロントは右側にあって、あぐらをかいて座るのは50代半ばぐらいの男性。声が低く精悍な顔つき。言葉こそ丁寧だがどことなく厳しい人特有の雰囲気を漂わせていた。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「小さいのと大きいのどちらでしょうか?」と聞かれたので小さい方(フェイスタオル)をお願いした。
「シャンプーとかなければ貸し出していますので」とフロントの横に備え付けが置いてあるのを教えてくれた。無い人はかりることができるようだ。
左側が女湯で、右が男湯だった。
ちなみにロビーで見かけたお客さんは若い女の人がやたらと多くてビックリ。
のれんをくぐると入ってすぐに目に飛び込んできたのが、浴室入り口の横に設置された椅子に座る入浴客たち。全身にイレズミを入れた人たちが一斉に自分のことを見るので、ギョッとした。
ここはサウナで有名な銭湯らしく、サウナ→水風呂→脱衣場でととのえ中の方たちだったのだろう。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯。写真には椅子が写ってないが、扉の横に椅子が並んでいた。外気を取り込んでいたので、体を冷やすのにちょうどいい
脱衣場は真ん中に座るテーブルがあり、右壁と前面のところにロッカーが並ぶ。
右奥にはトイレがあるが、「電気を付けっぱなしにする人がいますが、必ず消してください」と注意書きがあった。
そのトイレの中に入ると、今度は壁にも張り紙があり、「東に振らない、西に向かない、南も駄目、北なくしないで下さい」(※北なくしない=汚くしない)と書いてある。
奇妙な書き出しからユーモアのオチをつけた内容で、ついて読んでしまう面白い文章だった。もちろん出た後はきちんと電気を消した。
洗面台は入り口の左側にあるが、こちらは先ほども書いたように休憩用の椅子がギッシリ並んでいるので、ギリギリのスペースを通らないとたどり着けない。足の長い人が座ってたら、通せんぼうされてしまうだろう。
室内では懐かしい曲が流れており、入ったときは2000年中頃に流行した「千の風になって」が流れていた。
浴室の扉を開けて中に入ると、マンション銭湯にしては少し広めのところかなという感じ。全体的に青を基調とした空間になっている。
右壁のカランと島カランの間が広く、左の壁にもカランが並ぶ。その左壁のところがサウナになっていた。
ここのサウナはなんとセルフロウリュができるところらしく、自分で水を石に垂らして温度をあげることができる。ただ、周囲の同意を得ないと揉める原因になるだろう。過去にスーパー銭湯で勝手にセルフロウリュをした人がいて、みんなが逃げ出すなんてこともあった。
サウナの追加料金は300円で、東京の銭湯としてはまずまずの値段。受付ではサウナを利用するかどうか聞かれたので、大半の人がサウナを利用してると思われる(ほか銭湯ではサウナを利用するかどうかわざわざ聞いてこない)。
面白いと思ったのは、みんなサウナハットをかぶってることだ。
サウナハットは、髪の毛の乾燥防止とのぼせてしまうことを防ぐアイテムである。スーパー銭湯を含め、ここまで徹底してるところははじめてだった。
浴槽は奥にあって、いくつかに分かれている。
右端から見ていくと、最初はバイブラ仕様で3~4人ぐらいは入れそうなスペースになっている。
お湯は茶褐色をしており、なにか溶かしている様子だったが、とくに説明はなかったのでなんのお湯なのか分からなかった。
温度はこれまた熱くて45~46℃ぐらい。足を入れた瞬間から刺激が強く、湯船の中に入ると背中も痛みが走った。足先もジンジンするぐらいだったので、もう少し熱かったかもしれない。
出典:東京銭湯ホームページ引用
隣の左にある浴槽も同じ色をたたえた湯船で、これは座湯だった。温度も右隣と変わらない熱さ。なのでとてもじゃないが長湯できない。
そして間に通路があって、通路の先にあるのが水風呂。この水風呂は14℃ぐらいだろうか。
水風呂のスペースは詰めれば4人ぐらいが入れそうだが、大抵は一人が手足をのばして堪能していた。
出典:東京銭湯ホームページ引用
最後の左端が一人用の湯船になっており、湯船は真っ黒。黒湯なのか、それともべつの何か成分を溶かしているのか分からなかった。
ここも温度は高めで45℃近くはあったと思う。こんな感じで熱いか冷たいかといった感じだが、実はまだ湯船があって、露天風呂がある。
室内にあるので半露天と呼ぶべきものだが、先ほどの湯船と水風呂の間にある通路の扉を開けると森林浴の露天になっていた。
入った瞬間から独特の匂い(ハッカというかシナモンというか、そんな感じの連想を抱かせる匂い)が充満しており、正直言うと苦手な匂いだったので、居心地は悪かった。匂いは、壁に設置されたノズルのような金属部分から噴出されているようだ。
露天の湯船はかなり広く、5~6人は入れるかというスペース。右奥は電気風呂になっていて、左には岩盤泉と命名されている。一人用の座る場所で、岩盤のタイルが座るところと背中に設置してある。
温度は39℃ぐらいとマイルド。ここなら誰でも入れるだろう。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲自分が訪れたときは、このように木材が並んでいることはなかった
こんな感じで、今まで見てきた中でかなり特殊な銭湯だった。全体的に刺激強めで、ガッツリ浸かりたい人たちにとっては最高な場所だろう。軟弱な自分としてはちょっとキツかった。
とはいえ、ここはサウナのすべてが揃ったところ。サウナをこよなく愛する人たちにとっては天国のような場所に違いない。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東向島
経路 東へ
周辺の環境 マンション、消防署
●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 特になし
統一感 あり
置物 なし
照明 普通
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 椅子が沢山並んでいる
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、座湯、水風呂、黒湯、露天風呂
サウナ あり
温度 39~46℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(10円)
備え付け あり(フロントにて)
◆人
受付 50代の男性
客層 高齢者や中年、若者と幅広い
【案内】
住所
〒131-0032
墨田区東向島6−34−18
電話番号
03-3611-6755
アクセス
東武伊勢崎線「東向島」駅下車、徒歩3分
休日
月曜
営業時間
15:00−24:30
サウナは15:00−22:00
※東京銭湯ホームページ転載