銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

らかん湯(東京・西大島)

2022-09-10 05:54:00 | 銭湯
#らかん湯

・姉御肌の店主
・広い浴室
・火の玉ストレートの注意書




都営地下鉄
#西大島駅

▲最寄り駅は、都営地下鉄の西大島駅


▲路線図だとこんな感じだ


▲東京の東端にあたる


▲エレベーターであがり


▲改札口


▲駅から北にまっすぐ歩いた先にある(地図で見ると下側になる)


▲A2を目指して歩こう




▲エスカレーターでのぼり


▲階段ものぼって


▲地上にでたところ。左に向くと


▲ローソンがある。そのローソンに沿って左にぐるっと回り、


▲そのまま真っ直ぐ歩く


▲卓球専門店を横切り(こういう専門店があるのがいかにも東京らしい)


▲西大島クリニックの手前でストップ


▲左にむけば大島銀座通りというところがみえてくるので


▲その中に入っていく


▲するとすぐ右手にらかん湯がある




▲最近になってサウナを再開したようだ


▲外壁に政治ポスターが張ってあるのはよく見かけるけど、ここは公明党だけだった




▲到着


下足箱にサンダルをあずけて自動扉をあけると、目の前がロビーになっていて、すぐ右側にクラシックなCoca-Colaの自販機があった。今や絶滅危惧種といえる昭和の遺構である。
左側にはなにやらペットボトルの箱が積み重なっていた。


出典:ことみせホームページ引用
▲昔なつかしのコーラ瓶自販機


真ん中付近の左側に受付のフロントがある。座るのは50後半から60代前半あたりの女性。受付の前に立つと、マスクを外したまま接客をしていた。
“たまたま”だと思うのだが(帰りのときはマスクをしていたので)、入り口には「入浴以外はマスクを着用してください」と書いてあったのに、肝心の店主が着用してないからビックリした。
女性店主は愛想を振りまくタイプではなく、どちらかというと姉御肌タイプ。タオルをお願いしたときも、バシッと置く感じで色々と豪快だった。
バスタオルは100円のようだが、フェイスタオルは無料だった。入浴料は2022年7月15日から値上がりして、ついに大台の500円に到達(訪れたのは7月下旬)。いよいよ銭湯にもインフレの波が訪れたのかと感慨深かった。
男湯は左側で、女湯は右側だった。


のれんをくぐって中に入ると、開店直後に訪れた常連さんたちがいっせいに上がるタイミングだったようで、休憩所の真ん中にある椅子にはイナバ物置のCMのように背中あわせで何人も座っていた。
みんなおしゃべりに夢中だ。
ロッカーは壁沿いに並び、トイレの横には一つだけ洗濯機が置いてあった。スペースはやや広めかもしれないが、人が多いので窮屈な印象を受けた。


出典:ことみせホームページ引用


浴室の扉をあけると、ビル銭湯にしてはかなり広めである。
目の前にある円形の浴槽が水風呂で、基本的に1人用ぐらいのスペース。詰めれば2人ぐらいは入れるかもしれない。
水温は18℃ぐらいと標準だった。
その左にあるのがサウナだった。


出典:ことみせホームページ引用
▲追加料金250円で入れる。東京価格としては安いほうだろう


右手前に一つだけ立ちシャワーがある。
カランは、島カランが一つだけだが、右壁のカランと間があいているので周囲は余裕のある作りだ。
左側のカランは横列に並んでいた。
シャワーは右壁が微妙だったが、左壁は結構勢いが良かった。

出典:ことみせホームページ引用
▲こちらは男湯

 
出典:ことみせホームページ引用
▲こっちは女湯


浴槽は奥にならび、三つに分かれている。
右にあるのが漢方薬湯で、赤い色をたたえていた。深浴槽で温度は低くて41℃ぐらいだろうか。自分が覗いた時はなぜか潜水している人がいた。


出典:ことみせホームページ引用


真ん中が座湯で、水風呂まくらもある。
お湯の温度は43℃ぐらいか。
そして最後の左が、主浴槽になっており、バイブラと電気風呂が端っこに連なる。
こちらは熱くて、44℃ぐらい。常連ぽい人でも足を突っ込んでからしばらく腰を落とせない様子だった。慣れない人はちょっとキツいかもしれない。


出典:ことみせホームページ引用


ところでここで目を引いたのは、注意書きの文言である。
解説には手書きで、「お風呂に入る前に肛門を洗ってください」とあった。
ここまでオブラートに包まずにストレートな注意書きは珍しい。
そもそも今まで銭湯を巡っていて肛門を洗ってる人など見たことないのだが…。

 
壁絵はチップタイル絵で、現代風のモチーフで描かれている。時代性を感じるものの、それがかえって新鮮に映った。
客層は高齢者がほとんど。地元客ならではの感じで、脱衣場ではたえず話し声が響いていた。浴室はそんなに話し込む姿は見られず、挨拶を交わす程度だった。


部分的にひび割れたタイルがあったり古い銭湯なのは明らかだったが、比較的キレイに保たれており、なによりも広くて快適なのがいい。
カランの数も多く、設備に関しては創業当時はかなり先端をいく銭湯だったのではないかと感じた。そんなアドバンテージは現代でも通用する機能性をほこり、色々と印象に残る入浴体験だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 西大島
経路 北にまっすぐ
周辺の環境 商店街

●空間演出
建物外観 ビル?
壁画・眺望 現代美術風のチップタイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ちょっと雑然としてる
脱衣所 ちょっと広め
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 バイブラ、電気風呂、薬湯
サウナ あり
温度 43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 毅然としている
清潔さ まあまあきれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 50代後半の女性
客層 高齢者


【案内】
住所
〒136-0072
江東区大島2−37−7

電話番号
03-3684-3775

アクセス
都営新宿線「西大島」駅下車、徒歩4分

休日
月曜
祝日は営業

営業時間
15:00−23:00

※東京銭湯ホームページ転載