銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

縄文天然温泉 志楽の湯(川崎・矢向)

2023-06-03 06:07:00 | スーパー銭湯
#縄文天然温泉 志楽の湯




JR南武線
#矢向駅
▲矢向駅



▲降りた目の前に縄文天然温泉の広告があった


▲奇遇にも、大人の休日クラブも縄文遺跡を紹介


▲改札口

▲出たところ

▲左側に進む


▲踏切があるので渡って


▲渡ったら左折


▲すぐに右折




▲ちょっと歩いた先のここで立ち止まり


▲左折




▲直進して公園を横切り


▲もう一つ公園があるところを手前で止まって


▲右折


▲あとは真っ直ぐ行くだけ

▲この鬱蒼とした森のようなところに縄文天然温泉志楽の湯がある


▲手前は駐車場で


▲駐車場の奥に進むと建物が見えてくる

▲灰色の建物が食事どころで


▲右が銭湯の入り口


▲到着


▲中に入るとこんな感じ


扉を開けて中に進むと薄暗い空間になっており、地方の老舗旅館に来たような錯覚を起こす。
右側に木製の下足箱があり、下足箱の横にフロントがある。
この時はコロナ対策が5類に移行したばかりだったのでまだフロントでは透明シートが張られ、検温器も置かれていた(ほとんどの人は使ってなかったけど)。
受付に立つのは、40代と20代ぐらいの女性。対応してくれたのは40代の女性で、スーパー銭湯らしくとても丁寧だった。
支払いは現金だけでなく電子マネーも使えたのだが、会計を済ませたあとに脱衣場のロッカーは100円が必要ですと言われ、それならはじめから現金支払いにすれば良かったと思った。結局、1000円札を崩してもらうことに。
レンタルタオルはフェイスタオルが150円なので、レンタルにしてはちょっと高い。休日に訪れたため、入浴料は1300円で合計1450円になった。


タオルの返却ボックスはフロントの正面(フロントに向かって背中側)にあるので、帰りの時にそこに入れる。
浴室の通路は奥に進んだ先の右方向で、左に向かえば食事どころと通じている。その手前には様々なお土産が販売していた。縄文とはほとんど関係ないものばかりだったが、唯一関係するといえば岡本太郎のモニュメントか。

▲食事どころの入り口


▲岡本太郎の作品は、縄文土器からインスピレーションを得たもので、岡本自身は川崎生まれである


右の通路に進むとさっそく板張りの廊下が続く。この廊下は立て付けが悪いのか、それとも元々そういう仕様なのか分からないが歩く度に板が跳ねて大きな音を立てていた。
さらに左の曲がり角を進むと、奥に縄文土器が鎮座し、そこから右が男湯で左が女湯となっている。


脱衣場はスーパー銭湯にしてはちょっと小さめですべて木材で作られている。縄文というコンセプトを看板に掲げているのでこのあたりは徹底している。ここも薄暗くて、ロッカーは100円玉を投入するコインリターン式だ。
ドレッサーには保水液らしきものが二種類とティッシュ、綿棒があった。


浴室の扉をあけると、最初に見えるのはカラン。右側に島カランが4つほど並び、かなりの数がある。カランは多ければ多いほど大正義なのでこれは歓迎。
一方で露天風呂の入り口がすぐ近くにあるためか5月に訪れたけど5月にしてはかなり冷えた日だったのでシャワーを浴びながら寒くて仕方なかった。
カランはみんな同じかと思いきや、ハンドシャワーの取り付け部分の高さが違っていたり、プッシュ式ではなくハンドルもあった。ハンドルは出しっぱなしにできるので、スーパー銭湯でこのタイプはかなり珍しい。シャワーは細い粒のタイプなので自分好みではなかったが、勢いはあった。


出典:縄文天然温泉志楽の湯ホームページ引用
▲実際はこんなに明るくなくて、外は雨の日だったので目が慣れないうちはかなり暗く感じた


カランの奥に進むと、右側には小さな浴槽が2つ並ぶ。味噌樽風呂と水風呂。味噌樽風呂は文字通り、大きな桶のようなもので、そこに白湯が入ってる。温度は39~40℃ぐらいと低く、深さもそんなにないので子どもが入れることを念頭に置いた物かもしれない。
水風呂は石づくりにタイルが張られ、ヒョウタンのような形をしていた。水温はおそらく18℃ほど。
その水風呂の横にサウナがある。


出典:縄文天然温泉志楽の湯ホームページ引用


サウナはかなりシンプルで、テレビなどはなかった。収容人数は詰めれば15人ほどでサウナブームの影響か知らないけど一時は行列ができるほど人気だった。
入り口近くには砂時計がいくつも置いてあり、活用する人が多かった。温度はスーパー銭湯にしては高めに感じた。


出典:縄文天然温泉志楽の湯ホームページ引用


そして浴室の一番奥の左側にあるのが主浴槽で、塩化物泉の天然温泉だ。
この湯船はとにかく広くて、どれだけ人が入れるんだろう?と思うほど広い。一般のスーパー銭湯に限ればここより広い湯船はちょっと記憶にない。
隅っこには巨石が2つほど点在し、天然石を置くことでなんとなく縄文ぽい?演出だろうか。
温度は41℃ぐらいとまあまあの温度で、久しぶりの塩化物泉だったので気持ちよくて長湯してしまった。


出典:縄文天然温泉志楽の湯ホームページ引用
▲晴れた日だとこんな感じかと思われるが、自分が来た時はここも薄暗くて、お湯の色が判別できなかった


露天風呂は先ほども書いたように、入り口を抜けてすぐ左側にある。
開けたら閉めてくださいと書いてあるが、開けっ放しの人が目立った。店側はなぜ半自動扉にしなかったのかちょっと疑問に感じた。


露天風呂に出ると、こちらは自然に囲まれた石作りの露天風呂で、ここがもっともコンセプトを忠実に再現した場所だろう。ホームページによると「信州八ヶ岳から230トンの安山岩」を運んできたそうだ。最初に作ったのも露天風呂というから、かなりのこだわりが感じられる。
薄目ながら濁った茶(琥珀)色の湯船で、こちらも塩化物泉と思われる。
温度はやや高めで42℃ほど。足下は平坦ではなく、凹凸があり真ん中に大きめの石が置いてあったりと、足下が見えないので躓きそうで危なかった。
広さもそれなりにあって10人前後は入れると思われる。真ん中には東屋があるので、雨の日も利用できる。


出典:縄文天然温泉志楽の湯ホームページ引用
▲縄文時代ということなので、とにかく自然がふんだんに取り入れて開放感もあって素晴らしい。周りに団地があることを忘れさせてくれる


客層は親子連れがいたり、若者同士や中高年といった構成。たまたまなのか、高齢者はあまり見かけなかった。かなり賑やかで常に話し声が聞こえていた。


実際に来てみると、縄文時代の世界をみごとに再現したスーパー銭湯と思いきや、やはり忠実すぎると現実には色々と不都合があるのか、どちらかというと江戸時代の銭湯を再現したと言われたほうが腑に落ちるような気がした。


出典:縄文天然温泉志楽の湯ホームページ引用
▲こちらは女湯の勾玉湯
土器風呂とか縦穴住居サウナみたいのがあったら面白かったのにと湯船に入りながら思ったりしていた


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 矢向
経路 踏切を渡って集合住宅地にむかう
周辺の環境 団地やマンション

●空間演出
建物外観 森
壁画・眺望 とくになし
統一感 あり
置物 土器
照明 暗すぎる

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 全面木材の空間
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 味噌樽風呂、水風呂、天然温泉、露天風呂
サウナ あり
温度 40~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(150円)
備え付け あり

◆人
受付 40代の女性
客層 多彩な年齢層


【案内】

神奈川県川崎市幸区塚越4-314-1
JR南武線矢向駅下車、徒歩約6分
川崎駅西口より「川崎市営バス63・64系統」他「戸手小学校前」」下車、徒歩5分
JR横須賀線・湘南新宿ライン新川崎駅よりタクシー約5分
・横浜、尻手方面から国道1号線「都町」交差点を左折、セブンイレブン手前を右折し、約300m
・東京方面から国道1号線「都町」交差点を右折、セブンイレブン手前を右折し、約300m

料金

大人
平  日 1,100円
土日・祝 1,300円

子供[5歳~]
平  日 680円
土日・祝 880円


※ニフティ温泉ホームページ転載