銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

湯ーとぴあくま乃ゆ(東京・志村坂上)

2025-01-11 11:38:00 | 銭湯
#湯ーとぴあくま乃ゆ




都営三田線
#志村坂上

▲志村坂上


▲ここは巣鴨駅から6駅目のところ

 
▲改札口

▲地図でみると右斜め下のところに、くま乃ゆがある


▲A4出口をめざす


▲出たところ


▲左にまわり八百屋さんを過ぎて

▲ここをさらに左


▲くだもの屋さんのところに向かって真っ直ぐすすむ





▲右手にスーパーがみえてきたら

▲一度ひだりの横断歩道をわたり

▲ふたたび直進

▲道なりに歩くと


▲左側に湯ーとぴあくま乃ゆがみえてくる。元々は熊野湯という屋号のところだったようだ


▲開店前に並ぶのは高齢の女性たち


▲到着


到着すると、入り口の周りには高齢者たちが集まり、顔をあわせると女子中学生たちのようにお互いに両手を振って挨拶を交わしていた。
開店時間は公式だと14時となっているが15分前に開店し、人がなだれ込む。
下駄箱は入り口の左右にあるが、とにかく狭いので2、3人が揃うだけで窮屈になった。
中に入ると、目の前にフロントがあり、座るのは60代ぐらいの女性。お化粧をしっかりしてて、あまり客には媚びを売らない毅然としたタイプの人だった。
ちょうど自分のときは女湯に入る女性に声をかけていて、「お金払った?」と問いただしているところだった。
帰りの時は菓子パンらしきものを食べながら接客していた。
「貸しタオルありますか?」と聞くと、「はい」と出してくれて、「貸しタオルはいくらですか?」と聞くと「無料です」とこたえてくれた。
フロント前の左側(つまり入り口の壁を隔てた左側)には休憩所があり、奥にはテレビが設置してある。壁沿いを椅子が並び、背もたれ部分がステンレスなので、何となくバーにありそうな椅子の印象を抱く。テーマ不在で雑多感があるが、かといって片づけられていないわけでなく、懐かしい平成の頃の感性が充満した空間だった。
男湯は右側で、女湯は左側。

出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


のれんをくぐると、通路の奥にある脱衣場の目隠しになってるのはステンドグラスで、右側のところのくぼみのような空間にロッカーのスペースがある。
ここの壁にもテレビが設置されており、脱衣場の中には演歌が流れているが、テレビの音と重なっていた。
テレビの前にはマッサージチェアがある。試さなかったが、無料で使えるという口コミがあった。
入り口の左奥には洗面台があるが、ドライヤーのコイン投入口が壊れているらしく、綿棒の空のケースにお金を入れてくださいと書かれてあった。
所々には観葉植物が置かれ、店主の趣味というか感性がそのまま投影されている空間だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室に入ると、この時は年末に訪れたのだがけっこう寒い。上をみると一部窓が開いていた。個人的には、寒い浴室は大歓迎。というのも室内が冷えていれば、そこで外気浴ができるからだ。
浴室自体はそれほどこだわった作りにはなっておらず、標準的な作り。
カランは真ん中に島カランがあり、左右にも並ぶ。手前左側には、立ちシャワーが一つあった。
立ちシャワーは、お湯と水のハンドルがあるもののお湯は出ず、水のみ。
右の手前にはサウナがあって、追加料金は250円の模様。なのでサウナ込みになると、800円になる。6人が入れる程度の広さだが、これも一般の銭湯では標準的な大きさだろう。
別途料金だからタオルがないと入ってはいけないと書かれてあった。
カランのシャワーは安定せず、ふつうの出のときもあれば少量しかでないときもあり、ややストレスだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、L字に並ぶ。
左から見ていくと、最初の左端は一人用で、深浴槽の座湯。
温度は43℃ぐらいだった。
そこから右側はすべて浅浴槽で、バイブラ、ボディジェット、電気風呂と並んでいた。こちらも43℃ほどと適温。
最後の右の手前にせり出しているのが水風呂で、こちらは詰めれば4人は入れるかなという広さだ。
水温は18℃前後ぐらいだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


壁絵は、宇宙を描いたもので、奥に土星、手前に大きく木星がタイルチップ絵で表現されている。
伝統に縛られない自由な精神を感じさせるモチーフだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲男湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯


客層は全員高齢者で、顔見知りが多いらしく、せわしく挨拶を交わしていた。
店主から客も含めてフラットな関係で、銭湯のあるべき姿をみせてくれる場所という印象だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 志村坂上
経路 城山通りを歩く
周辺の環境 コナズ珈琲、三徳

●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 宇宙のチップタイル絵
統一感 あると言えばある
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 独特の雰囲気
シャワーの出 安定しない
浴槽の種類 座湯、バイブラ、ボディジェット、電気風呂、水風呂
サウナ あり
温度 43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 マイペース
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 60代の女性
客層 高齢者ばかり


【案内】

住所
〒174-0056
板橋区志村1−32−20

電話番号
03-3960-5861

アクセス
都営三田線「志村坂上」駅下車、徒歩5分

休日
水曜

営業時間
14:00−23:30

※東京銭湯ホームページ転載