銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

どら焼き―銭湯巡りで遭遇するお土産

2021-07-22 07:04:00 | 日記


銭湯巡りをしていると、よく遭遇するのがどら焼き屋さん。
どら焼きは、東京を代表する和菓子です。起源は銅鑼(ドラ)に似た形ということで命名されたと言われ、江戸時代にもあったようですが、現在のような形になったのは大正時代からだと言われています。
西洋料理のパンケーキに影響を受けて、純粋な和菓子というよりも「和洋折衷」の食べ物と言えるのかもしれません。
起源は諸説ありますが、おおむね東京のお菓子として始まり、東京土産の代表格として現在でも多くの人から愛されています。


その東京で御三家と呼ばれるのが
亀十(浅草)
うさぎや(上野)
草月(東十条)
です。
老舗のどら焼きということで、お店ごとのこだわりを感じられます


亀十
(浅草)



雷門を出て道路を隔てた先にあるのが亀十。文句なしの好立地な場所に店を構えています。浅草らしく渋い名前もいいですね。



右に見える行列が亀十の行列。撮影してる場所はかなり前の方で、さらに後ろでは長い行列ができていました。



これが亀十のお店。華やかな店構えで、一見するとお土産屋さんのようです。



袋の後ろに亀十の位置が描かれています。雷門の目の前と分かると思います。



どら焼きの袋。自分で買ったのではなく浅草に住んでいる方から頂きました。




この手のどら焼きはあまり日持ちはしないので、もらったらすぐ食べるのが鉄則になります。



皮が通常のどら焼きと比べて厚みがあり、触感はフワフワ。文字通りパンケーキのようです。
最初に口にすると生地だけが口の中に入ってきます。
優しい甘みがあって、皮だけ食べても美味しいです。ボリューム感があり、ひとつ食べただけでもお腹が膨らむ量でした。

個性★★★
味★★☆
大きさ★★★
値段360円


うさぎや
(上野)



所在地は上野とありますが、駅で言うと御徒町が最寄り駅になります。



御徒町の目の前にある広場。この写真の奥に進みます。



モンベルを横切って大通り(中央通り)まで突き進むと



中央通りにでます。この道を右に行けば上野で、左に行けば秋葉原です。
うさぎやはこの写真だと分かりづらいのですが、道路を横断した先にあります。



横断歩道を渡り左に進むと、うさぎやは美術店の隣にあります。



うさぎやさんに到着。老舗ですが、建物は新しくて今風の作り。



どら焼き以外にも色々と売っているみたいですね。



そして買ったどら焼き。見た目は超ふつう。サイズといい、形といい、表面の滑らかさといい、個性はまったく感じず。


裏の成分表をみるとハチミツが使われているみたいです。手に取ると作りたてで温かい。ただ食べてみたところ格別に変わった味はせず、見た目も味もオーソドックス。もっと個性があってもと思いました。


個性★☆☆
味★★☆
大きさ★★☆
値段230円


草月
(東十条)


東十条といえばこちら。東十条の南口を降りて、すぐ左の坂を降りると、誰もが目にする草月の行列があります。もはや東十条名物と言っていいかもしれません。
今回はたまたま行列がなく、スムーズに買うことができました。


列の並び方がレクチャーされています。



中に入るとこんな感じ。店内の作りはいたってふつうの昔ながらの和菓子屋さんです。従業員は女性が何人かいて、若い人は対応が丁寧でした。



そして購入したもの。今回は人にも配るので、10個入りを購入。



開けるとこんな感じ。御三家の中では一番小粒です。



まだら模様に焦げた表面がなんとも美味しそうにみえます。


口にするとほのかにハチミツの味が舌に広がり、明らかにほかのどら焼きとは違う感じがしました。あんこの粒が際立っていて、食感も素晴らしい。
甘みも強すぎず、上品な味。サイズも小さめなので食べやすく、ちょっとした間食にもうってつけだと思います。

個性★★☆
味★★★
大きさ★☆☆
値段120円


まとめ

ということで御三家は今でも各店舗に行列が見られ、人気の衰えを全く感じさせませんでした。
一番人気は亀十。立地や知名度、そして個性。お土産として渡したら間違いなしの逸品だと思います。
うさぎやはオーソドックスで、最大公約数的などら焼きでした。
草月は若干小さいものの味に品があって、幅広い年代から受け入れられる美味ではないかと感じます。

ここからは個人的な独断と偏愛に基づき順位を決めたいと思います。

3位うさぎや

人気店ということで買ってみたのですが、ごくごくふつうの標準的な作り。
もらえたら嬉しいけど、自ら足を運んでまた食べたいかというと微妙。

2位亀十

昔ながらの和菓子に見られる焦げた色と表面の皺がなんとも目を引き、特別感があります
皮の厚みが特徴的で、大正時代はどら焼きとパンケーキが混同されたといいますが、ここのどら焼きをみると納得。
重量感がかなりあって、間食にしては量が多いと感じました。

1位草月

美味しさでいえばダントツはこちら。
ハチミツの味が絶妙で、どら焼きを新しく再定義するほど上質な味わいに仕上がっています。
大きさも小さいぐらいなので、子どもや女性に喜ばれるでしょう。


ということで、東京のお土産でどら焼きを買うとするなら、草月を強くオススメします。
ただ観光地とは言い難い場所にあるのでアクセスを考えると、やはり亀十かうさぎやか。
総合的に勘案すると、亀十がベストということになりそうです。









最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (rose-tky)
2021-07-22 13:56:04
うわあ ユーユーさーん❤️

❤️起源は銅鑼(ドラ)に似た形ということで命名された❤️

ええードラえもんのドラ じゃなかったんですねピヨピヨ

①亀十 モンモンのお散歩ルートに近いので一回買ったけど 行列もなく 美味しいとも残念ながら思えず 多分2度と書いません パンダせんべいは買って可愛かったから 買うかもです。

② うさぎやさん 上野御徒町はまだ行ったことないけど 阿佐ヶ谷のうさぎやさんのは 何回か お土産として頂きましたが 
まずくはないけど 美味しいと思えなかったわあ!

③ 十条の草月さんって初めて知りました

十条ー東十条は よく12年前はパトロールに行っていたので いつか伺ってみますね!

きっとモンモンは洋菓子が好きで 和菓子苦手なので 美味しくてもおいしいと思えないのかもピヨピヨ

銭湯のみならず お菓子のパトロールもウエルカームですよ
返信する
Unknown (southandnorthface)
2021-07-22 15:13:49
モンモンさんへ

いまは銭湯ネタ以外も実験的に投稿してて、今回はどら焼きの話を試しに投稿してみました。

東京三大どら焼きは基本的に昔のレシピなので、モンモンさんのような若い人にはあまり向いてないかもしれませんね。
自分も正直言うと、うさぎやさんはコンビニで売ってるものとそんなに変わらないようなと思いました。亀十のどら焼きをくれた人もうさぎやは普通と言ってました。
亀十は、個人的に美味しいと思いましたが、モンモンさんみたいな舌が肥えてる人にはいまいちかもしれません。和菓子が苦手なら、なおさらですよね。
ただ東十条の草月は自信をもってオススメできます。今度近くに寄る機会があったら食べてみてください!
返信する

コメントを投稿