銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

春の湯(東京・東大島)

2024-01-06 08:30:00 | 銭湯
#春の湯
 





都営新宿線
#東大島駅
▲東大島駅


▲この駅は珍しい駅で、川の上に立っており、江東区と江戸川区の区境を跨いでいる

▲こっちが江戸川区側。ホームがかなり長くカーブを描いている


▲こっちが江東区


▲左の大島口(江東区側)にむかう


▲改札口

▲おおざっぱにはダイエーの裏手になるのでそちらに向かう

▲右の階段を降りて

▲左にむかう


▲横断歩道を渡ったら

▲右の横断歩道も渡る

▲左折する


▲するとダイエーがみえてくる。イオンの傘下になったが、いまだダイエーの名でやってるのはなぜだろう

▲ダイエーを通り過ぎて

▲分かれ道がでてくるので右(左でもたいして変わらないが)

▲ここでストップして

▲右折する


▲すると右手に公園がみえてきて

▲左に春の湯がみえてくる



▲立派な宮造りだ


▲到着


中に入ると入り口から男女に分かれている。ということで番台のところだ。

▲入り口のところには、気象条件とお客様の状況で閉店を早めることもあると書かれてあった


入り口の扉をあけると、番台は左手にあり、座るのは70代か80代ぐらいの女性。
物静かな感じの人だった。「貸しタオルありますか?」と尋ねると、「ないんですよ」と言われ、「売ってるのはありますか?」と聞き返すと、島カランのところのガラスケースにタオルがあるので、「上が250円で下が150円です」と言われた。ちょうど先客がたまたまガラスケースの扉を開いているところで、そこに手を入れたら閉めるタイミングだったらしく挟まれた。いてっ。
ちなみに250円はふつうのタオルで、150円はゆっポくんのタオル。イベントとかで配られるものだ。厚みは薄いけどこっちのほうが貴重かもしれない。
店主の女性は値段を計算する時に、横幅を小さくしたソロバンを使っていた。どこまでも昔のやり方を踏襲する銭湯のようだ。


脱衣場はよくある昭和の銭湯という感じで、特に珍しいところはなかった。島ロッカーと右壁にロッカーが並び、手前側には坪庭と縁側がある。
トイレはその縁側の端っこにあり、扉を開けると今は珍しくなった和式トイレ。水を流す時は上のタンクに繋がった紐を引っ張るものだ。


出典:spa-tokyo.netホームページ引用
▲湯上がりに涼むのにちょうどいい場所だった


浴室の扉をあけると浴室もまた東京の銭湯の古典的な作りで、島カランがあり、両壁際にもカランが並び、そのカランは常連客でビッシリ。
カランは左壁が6に島カランが5ずつ。右壁は5なので、合計で21だった。客の数をザッとかぞえると16ぐらいいた。
しかも浴槽につかってるのは3人ほどだけなので、カランはほぼ空いてない状況。場所取りをする人間もいるので、洗い場を確保するのに困った。唯一空いてるところに座ると、右に座る常連客の人からあからさまにジロジロみられた。一見さんがかなり珍しいのだろう。都心にありながら村社会である。
浴室の右端にひとつだけ立ちシャワーがあるので、混んでる時はそちらを利用するのも手である。


浴槽は奥にあって三つに分かれている。左は深浴槽の見た目は白湯。ただ、半分に切られた複数のレモンが袋に入れられて浮かんでいた。
温度は45℃ぐらいと熱いので慣れるのにだいぶ時間を要した。
真ん中は微細泡で白く濁るシルク風呂みたいなもので、座湯が二つ並ぶ。勢いはかなり圧があって、こちらも温度は45℃ぐらい。
そして最後の右端にある湯船は浅浴槽で、こちらも45℃。
ようするに全部熱かった。


出典:spa-tokyo.netホームページ引用
▲この写真は女湯


壁絵はかつてはあったかもしれないけど、今は青に塗りつぶされている。おそらく塗り直すと休業しなければならずお金も掛かるし、客足に影響しないとなればいいかとなったのかもしれない。


客層はほぼ高齢者。一人だけ50代ぐらいの人がいたけど、それが自分を除く一番若い人だった。隣の女湯からはたえず話し声が聞こえていた。


特にここにしかないものはなかったけれども、かなり人気の銭湯という印象を受けた。
人気の理由はよく分からないが、入浴客同士の会話が活発だったので社交場としての機能を担っているのかもしれない。そういえば脱衣場にはアイスケースがあった。湯上がりにみんなでアイスを食べながら和気あいあいとおしゃべりを楽しんでいるのかもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東大島
経路 ダイエーを横切る
周辺の環境 公園

●空間演出
建物外観 宮造りの建物
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 古典的な作り
シャワーの出 当たり外れがある
浴槽の種類 薬湯、シルク風呂、座湯
サウナ なし
温度 45℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 物静か
清潔さ きれい
貸しタオル なし
備え付け あり

◆人
受付 70代の女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒136-0072
江東区大島7−25−14

電話番号
03-5626-1830

アクセス
都営新宿線「東大島」駅下車、徒歩7分

休日
月曜

営業時間
15:20−23:00


※東京銭湯ホームページ転載


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