銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

大黒湯(東京・北千住)

2020-03-07 06:10:00 | 銭湯




#大黒湯







✔キングオブ銭湯
✔生きた文化遺産
✔心地よい緩さ










#北千住駅








▲地図をみると赤いところが現在地


▲改札口を右に進む




▲地上に出たところ


▲商店街に向かう






▲しばらく歩き




▲ここで立ち止まり


▲右側に向く


▲横断歩道を渡って


▲宿場町通りを進む








▲ミニストップのところで左折




▲あとは真っ直ぐ進むだけ






▲日光街道




▲横断歩道を渡り



▲右を向けば


▲大黒湯が見えてくる












▲大黒様





▲到着


▲ちなみに目の前にある美容室に


▲太り気味のワンちゃんがマットからはみ出して寝ていた




大黒湯の入り口に入ると、左に自動扉。開けて入れば、広めのロビーが広がる。
手前左にマッサージ機が2つ。真ん中にはテレビ。漫画本も置いてあり、さらに奥は座敷である。
全体的に洗練された感じではなく、どちらかというと少し雑然としている。
一番奥には坪庭もみえる。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


フロントに座るのは70代ぐらいの女性。特に愛想がいいわけではないが、言葉使いが丁寧だった。
「貸しタオルありますか?」と尋ねると「売ってるのしかないです」と言われ、「買われますか?」と言われたので頂くことに。値段はなんと50円。安い!
これだともはや利益がないだろう。




出典:東京銭湯ホームページ引用


男湯は右側で、のれんをくぐると、脱衣場も少し広め。真ん中にベンチが背中合わせで並び、右側にロッカーがある。ロッカーはコイン式とそうでない鍵だけのものに分かれていた。
入り口付近には給水機があり、コップも置かれてある。
とにかく脱衣場も手の込んだ造りと古さの調和が素晴らしく、まるで博物館の中に銭湯があるみたいだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲開放感も素晴らしい


扉をあけて中に入ると、浴室も若干広め。
真ん中に島カランが2つあって、左の間仕切りにもカランがある。手前右側にはサウナの入り口。その横に立ちシャワーが2つ並ぶ。
露天風呂の入り口横は水風呂。水温は16℃ほどと一般的な温度だろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、L字型。左が座湯。そこから仕切られて右隣が一人用の寝湯。古い銭湯にしては珍しく水まくらが生きていた。
主浴槽は白湯だけである。
湧出口は凝ったもので、石が積み重なって柵が取り付けられている。
温度は43~44℃と最初こそ熱く感じたが、慣れればちょうどよく感じる。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲左側


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲右側


露天風呂に入ろうとすると扉には注意書きが張ってあり、
「お子さん用便はトイレへ!」
の文字が書かれてあった。
どうやら露天風呂で子どもが○○○をしてしまったようだ。
こういう注意書は過去のトラブルを今に残す記録なので、見てて面白い。


露天風呂は、まず入り口の屋根が軒先のようになっていて、奥に向かって下りている。左に露天風呂。奥は小さな庭。灯籠まである。
この規模の銭湯にしては露天風呂は広めで、温度は42℃ほどか。若干室内よりも低く感じる。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層は高齢者がメインながら親子や若者もおり、比較的年齢に幅がある。
想像してたよりも浴室内は雑で、少し緩い感じである。
これは批判的な意味ではなく、むしろ肩肘張らずに過ごせることに居心地良さを感じた。
建物は文化遺産級そのものであるが、浴室内は下町の生活感があり、気取らないところに好感の持てる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 北千住
経路 商店街を通る
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 立派な宮造り
壁画・眺望 庭
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 座湯、寝湯、水風呂、露天風呂
サウナ なし
温度 42~44℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 言葉使いが丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル なし(購入50円)
備え付け あり

◆人
受付 70代の女性
客層 高齢者メインで親子や若者


【案内】

住所
〒120-0033
足立区千住寿町32−6

電話番号

03-3881-3001

アクセス
東京メトロ日比谷線「北千住」駅よりバス。「千住4丁目」下車、徒歩2分

休日
月に1回連休

営業時間
15:00−24:00


※東京銭湯ホームページ転載


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4 コメント

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Unknown (p4p)
2020-03-07 22:33:05
キングオブ銭湯と言うに相応しい建物ですな。確か北千住には以前紹介されていた、キングオブ縁側タカラ湯もある所でしたよね?つまりキングと呼ばれる銭湯が2軒もあるとんでもないエリアなんですね。もし東京に行く機会があれば、まず最初に北千住に行けば良いわけですな(笑)。

外観はもう何回も言ってますが文化遺産レベルの素晴らしい宮造りの建物ですが、浴室は結構機能的に見えて使い勝手も良さそうです。サウナなしでも水風呂があるのは個人的に嬉しいんですよね。それに露天風呂まであるなんて。こんな銭湯を日常湯として使っている常連が羨ましい。
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Unknown (southandnorthface)
2020-03-08 05:01:49
@p4p 北千住や三ノ輪あたり一帯は、間違いなく東京を代表する地域でしょうね。このあたりは大物ばかりなので度肝を抜かれます。

大黒湯はそうした中でも、キングオブ銭湯の異名を授かるだけあって、建物がやっぱり凄いなぁと感心しきりでした。
中は意外と家庭的というか少しアナグロな運営でしたね。

たぶん設備面でいえば青森の方が優れていると思います。普通に2つの源泉をもつ銭湯があったりしますからね!
しかもなぜかめちゃくちゃ安い(笑)
逆にこっちからすると、青森の人たちはうらやましいですね。
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Unknown (sun-sun)
2021-06-29 01:30:01
こんばんは。

大黒湯さん閉店だそうです…。うそーん!(泣)
昔、北千住に行く用事がたびたびあってよく立ち寄ってました。
たまにタカラ湯(遠かった)と梅の湯(熱かった)にも行きましたが。

ここの露天風呂が好きでした。天井が見事でした。
いろいろ思い出していたら眠れなくってしまいました。
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Unknown (southandnorthface)
2021-06-29 06:22:50
sun-sunさんへ

おはようございます。

大黒湯が閉店なのはビックリですよね。まさかあの大黒湯が…。
知ったときに建物はどうなるんだろう?と思いました。東京を代表する銭湯だけに、このまま取り壊されるとしたら凄く勿体ないです。

北千住は銭湯の宝庫でほかにも沢山あって、大黒湯がなくなるからこの地域の銭湯文化が危機的状況になるわけではありませんが、これも一つの時代の区切りになのかなと感じました。
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