東京・錦糸町
#黄金湯
JR総武線
#錦糸町駅
▲JR総武線の錦糸町駅。お隣は相撲の聖地である両国だ
▲駅からもスカイツリーをみることができる
▲非常に混んでた
▲一度降りて
▲北口方面に向かう。この時は、ちょうど相撲取りの集団と出くわした
▲改札口を抜けると
▲ターミナルにでる
▲右側を歩く
▲大通りにでる
▲左をみるとでっかいビル(オリナス錦糸町)がみえるが、その裏側に黄金(こがね)湯がある
▲なので横断歩道を渡って左
▲錦糸公園を横切り
▲右斜めにみえるのがオリナス錦糸町
▲横断歩道を渡って
▲右のビルがみえてきたら
▲右折する
▲目視だともうみえてくる
▲マンション銭湯である
▲到着
▲ここは、2020年8月22日にリニューアルオープンした銭湯だ
入り口の戸を開くと、新しい建物のにおいが鼻につく。
中に入ると、「いらっしゃいませ」と若い女性の声が聞こえる。
ここの受付は、なんとフロントでも番台でもなく、アルコールを提供するバーのようなカウンターだ。かつてビールサーバーの付いた番台があっただろうか? ほかの銭湯とはまったく一線を画す作りと趣である。
右には小さな券売機が2つあって、表示には、90分入浴と書かれてある。どうやら時間制のところらしい。
入浴料は470円に、小貸しタオル70円。
高さのある上がり框(かまち)の下に、これまた大きな石が置かれてあり、その上でサンダルを脱ぐ。
下足箱はこの銭湯の歴史を示すためか古いまんまだ。
チケットは、受付の20代半ばぐらいの女性に手渡す。
やはり例に漏れず若い人の対応は丁寧で感じが良い。下足箱の鍵も渡すように言われて、ロッカーの鍵と交換する。
男湯は右側で、中に入ると脱衣場も入り口同様に今風のデザインである。
無駄をそぎ落とした洗練された空間で、天井はコンクリート打ちっ放し。ロッカーは木製で、その冷淡と温もりのコントラストがいい。体重計や洗面台はあるが、最低限の物しか置いてない。
ちなみに、ここの内装を手がけたのは長坂常氏で、有名な建物だと清澄白河のブルーボトルコーヒーがそれである。
最初に入ったときに、まるでおしゃれな喫茶店みたいだと思ったが、後で調べてみるとなるほどと思った。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲お~~~~~
扉を開けると浴室も当然ながらシンプルで、静謐な印象を受ける。白を基調としており、テーマカラーは明確だ。
真ん中には島カランで、左の間仕切り壁にもカランがある。
右手前には、立ちシャワー。ヘッドが2つもあって、最近の新しい銭湯では定番の丸い円形に粒が大きなシャワーに、これまたでっかいハンドシャワー。
手前にひねるとハンドシャワーで、奥にやると固定シャワーから出てくる。温度調節ももちろん可能。
カランは、地下水なのか温泉なのかわからないが、独特の匂いがして、かつて浅草にあった蛇骨湯を思い出した。ただ、お湯自体は無色透明である。軟水をうたってるからやはり水道水か?
出典:東京銭湯ホームページ引用
出典:東京銭湯ホームページ引用
浴槽は、右壁から奥に掛けてL字に並ぶ。
一番手前が熱湯で、3人ほどが入れるぐらいの広さ。足を入れると、結構熱いが、45℃ぐらいだろうか。スイッチを押すとジェットバスがでてくる。
その隣が薬湯で、バイブラ付き。なんの薬湯か解説がなかったが、おそらく不粋な解説は浴室のデザインを壊すためにあえて掲示しないと思われる。
温度は41℃ほど。
さらに奥がリニューアルした銭湯のお約束で、高濃度炭酸泉。炭酸泉も解説なし。おそらく不粋な解説は…(以下省略)
濃度は一般的な銭湯と同じである。
そして最後が水風呂で、水温は推測になるが、18℃ぐらいかなと感じた。冷たすぎず、ぬるくない適温である。
その奥側にサウナがある。
出典:東京銭湯ホームページ引用
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲ロウリュウもしっかり完備!
入浴客は、やはりこうしたお洒落で新しいということで、若い人がかなり目立った。ほかに見かけたのは中年ぐらいで、ここほど高齢者を見なかった銭湯は珍しい。
壁絵は、古典的なものではなく真ん中に富士山が描かれながら、ほかは市井の日常を綴ったデッサン。
えがいたのは、「きょうの猫村さん」で知られる、ほしよりこ氏だ。
このあたりにも、既存にない形を模索した姿勢が感じられた。
出典:東京銭湯ホームページ引用
出典:東京銭湯ホームページ引用
黄金湯は、押上にある大黒湯の姉妹店らしく、大黒湯がビビッド色の派手な服をまとう活発なお姉さんだとすると、黄金湯は、シックで落ち着いた佇まいの妹といったところか。
お店の入り口は銭湯というよりもお洒落な飲食店という感じで、中も徹底してそうしたデザインを仕掛けており、新感覚の銭湯である。
現在は工事中であるが、宿泊施設も用意するらしく、昨今の最大公約的な正解を求める銭湯とは異なり、従来の枠組みにおさまらない先鋭的な銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 錦糸町
経路 北へ
周辺の環境
●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 デッサン
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 ふつう
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 使いやすい
浴槽の種類 熱湯、薬湯、炭酸泉、水風呂(軟水)
サウナ なし
温度 38~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(70円)
備え付け あり
◆人
受付 20代女性
客層 若者や中年
【案内】
住所
〒130-0012
墨田区太平4−14−6
電話番号
03-3622-5009
アクセス
総武線「錦糸町」駅よりバス。「太平3丁目」下車、徒歩2分
休日
第2・第4月曜
営業時間
10:00−24:30、土曜15:00−24:30
※東京銭湯ホームページ転載
いつも感心しながら、楽しませて頂いていますが、随分あちこち行かれていますね。
東京を中心に近郊をすべて制覇されるご計画なのでしょうか?
どのくらいの数があるか見当もつきませんが、最近は昔に比べれば廃業も多くかなり減っているとは思いますが。
都内が多いとはいえ、交通費も大変なもののように思えます。
これからも期待しています。
おはようございます!
こちらこそhighdyさんの幅広くて深い知識や教養と行動力にいつも圧倒されっぱなしで、すごいなぁと勉強させていただいてます。
東京はとくに制覇するとかはなくて、なんとなくブラブラしてるだけです(笑)
交通費はそこそこ掛かりますが、お酒やタバコは一切やらないので、ほかの趣味と比べるとむしろ安上がりかな?と思ったりしてます。
銭湯はだいぶ減ってきましたね。今でも東京だと500件近くありますが、10年前までは1000件近くあったことを考えると、恐ろしい減り具合です。
こんな駄文ですが、読んで頂いてありがとうございます!
このあちゅい中 色々 行かれて偉いですね モンモン 8月9月は 蒸し暑くって パワーダウンしていますモンモン
ご近所の銭湯はまとめて2-3軒行かれたりしますか?
それにしても 墨田区 台東区 あたりの
攻め具合 すごく積極的ですねえ
何か思い出とかあるんですか?モンモン
いつもユーユーさーんのプログ 参考になっていますよー
リニューアルしたばっかりの銭湯ですか。ロウリュできるサウナストーブまで導入するなんて、かなり気合いが入ってますね。銭湯でオートロウリュじゃなくて手動でやるタイプは珍しい気がします。炭酸泉と、しっかり熱い熱湯があるのもいいですなぁ。宿泊施設が完成したら関東のサウナーが押し寄せそうですねw。
自分も8月9月は、ヘロヘロですね。一昨年は、こんな暑くて銭湯に行ってられるか!と8月のブログを完全に止めてました(笑)
この時期は特に気持ちに波があるので、やる気があるときはババババーと梯子したりして、気だるいときは二週間ぐらい銭湯に行かなかったりとか。そんなパターンです。
今回の黄金湯も、じつは当初行く予定ではなかったのですが、近くに来たついでに寄った場所でした(笑)
でも、来て正解でしたね。ここ最近では、一番の当たりの銭湯でした。
墨田区や台東区は、ほとんど未知の場所なんですよ!
いまは流れで来てる感じですね。
ブログを始めた当初は地元の横浜ばかり行ってて、それから東急東横線沿いに行き始めて、それも行き尽くすと今度は大田区や世田谷区とかをせめて、いまは墨田区とかに来てる感じです。
参考にしてくれてありがとうございます!
モンモンさんのプログもすごく参考になってます。特に女子力の高いスポットは知らない世界なので勉強になってます。
ここはもう、気合いが入りまくってますよ!
コンクリ打ちっ放しの外壁からしていかにもほかと違う感じがしましたが、建物は有名な設計者に頼んだり、壁絵はウェブコミックの先駆者を起用したりと、オールスター感がにじみ出た銭湯でした。
また、ポイントを抑えるのも上手いんですよね。熱湯もちゃんと用意するけど、ほかは子どもも入れる温度に設定したりとか。
サウナも指摘された通り、ロウリュウを手動でできるのは珍しいと思いました。
八戸にいたプロも、たぶんここに来るんじゃないでしょうか(笑)
お返事ありがとうございますモンモン
いやあ 墨田区 台東区 攻めているなあ って思っていました
未知の世界という割に 浅草寺に立ち寄ったり スカイツリーとか 本当に墨田区 台東区に住んでおられるのではと思うくらい 詳しいですよ
やっぱり 梯子されるんですねえ
モンモン 湯船は5分で上せちゃいますが いつか梯子してみたいなあモンモン
黄金湯 あたりなんですね!
涼しくなったら行きたいですモンモン
オリナスはたまーに行くので 近いですねえ 大田区 世田谷区は 攻め尽くしちゃったんですね!さすがですモンモン
世田谷区は、夏にオリジナルTシャツがもらえるイベントがあったので、そのときにほとんど行きましたね。
大田区は、ちょうど横浜のお隣みたいなものだし、蒲田は仕事の帰り道なので通いやすかったです。東京の中で蒲田が一番銭湯が多い地域なので、銭湯好きなら必ず行く地域でもあるんですよね。
浅草は、浅草に住む知り合いがいて、案内してくれたことがあったんです。前にモンモンさんがプログでステーキ屋さんを紹介してましたが、その知り合いの人も色んな洋食屋さんを紹介してくれました。それこそステーキ屋さんもそうだし、キャベツロールで有名なロシア料理屋さんとか。浅草って団子やせんべいしか売ってないと思ってたので、その時は意外でした(笑)
ステーキ屋さんって トンテキ元気さんですよね あそこのハンバーグ美味しかったーぶーちゃんも美味しかったです 他 浅草のオススメのお肉屋さん ご存知だったら教えてねえ モンモン お肉派ですモンモン
蒲田は、ほとんど黒湯ですね。というか、東京近辺はほとんど掘れば黒湯がでるらしいのですが、特に蒲田といえば黒湯で有名です。
オススメは沢山あるのですが、一番有名なのは蒲田温泉だと思います。テレビで何度も紹介されてて、二階は宴会場まであるところなんですよ。ただ、蒲田駅からちょっと遠いのが難ですね。
むかし蒲田と川崎の間に駅があったらしいのですが、そのかつてあった駅近くの商店街の中にあります。
蒲田駅から近いところだと、改正湯ですね。湯船から金魚が見れて内装も綺麗だし、若い人が多いところです。
ちょっと離れると蓮沼にあるはすぬま温泉で、こちらは大正ロマンをテーマにした銭湯なのですが、受付は90歳のおばあちゃんがいるところです。
色々あるので、蒲田はブラブラ歩いてれば、自然と見つかると思います。
浅草のお肉屋さんはあんまり詳しくないので、逆にこちらが教えてほしいぐらいです(笑)