#COCOFURO たかの湯
京急本線
#雑色駅
▲京急の雑色(ぞうしき)駅
▲路線図はこんな感じ。川崎駅と蒲田駅という巨人の間に挟まれたちいさな駅だ
▲階段を降りて
▲奥に改札口
▲改札口を抜けたところ
▲地図を見ると真ん中にお金のマークが見えると思うが、これが芝信用金庫で、そのすぐそばにたかの湯がある。なのでかなり近い距離にある
▲雑色駅を出たら左に向いて
▲COCOFUROたかの湯の看板がみえる
▲左にぐるっと回る
▲すると右に駐輪場がみえるのだが
▲COCOFUROたかの湯の看板がみえる
▲左にぐるっと回る
▲すると右に駐輪場がみえるのだが
▲駐輪場の端っこまで行って右に曲がる
▲あとは真っ直ぐ行くだけ
▲左の建物が芝信用金庫で
▲右に目的地がみえてくる
▲マンションのテナントだ
▲到着
ここは元々温泉の素を入れるなどこだわりのあった銭湯(旧隆の湯)だったのだが、すこし前から休業状態になっていて、いよいよ廃業かな?と思ってたら、いきなりCOCOFURO系列の銭湯に生まれ変わっていて驚いた。
自分が知ったのは7月頃で、リニューアルオープンしたのは2022年3月だそうだ。
昨今では後継者不足で店じまいする銭湯が多い中、受け皿となる企業(COCOFUROは楽久屋が運営)が存在するのは有り難いことである。
建物の中に入ると、右側が下足箱で、左に券売機がある。電子マネーが使えると嬉しいのだが、ここは電子マネーが使用禁止とあって残念。
さらに奥の扉をあけると、COCOFURO系列の一号店である「ますの湯」と同様にシックな装いのソファーがところ狭しと並び、壁一面には漫画がズラリと取り囲んでいた。
飲食サービスも豊富なため、来たときも帰りのときも食事をしながらくつろいでる人たちで一杯だった。
受付のフロントは右側で、対応してくれたのは30代後半から40代ぐらいの女性。隣には20代ぐらいの女性が飲食サービスの準備をしていた。
入浴料は480円(2022年7月上旬時点。中旬以降は500円に値上げ)で、オリジナルタオルが130円。ほかにタオルセットなどもあったが、フェイスタオルで十分だったのでそれのみを購入。
ところでこちらは組合に属していない公衆浴場らしく、税金の補助金を受けないかわりに値段設定は自由であるはずなのだが、とりあえず一般の銭湯とおなじ値段で勝負しているようだ。
通例だと、組合に属しない公衆浴場は銭湯とくらべて若干低めの値段設定にする傾向にある。
出典:スーパー銭湯全国検索ホームページ引用
女湯は左側で、男湯は右側。
のれんをくぐると、脱衣場の右側にロッカーがならび、左側に鏡台と洗面台が続いている。
やや狭いかなといった感じたが、元は古いマンション銭湯だったので仕方ないだろう。
鏡台には綿棒とティッシュが置いてあった。さすがに化粧水までは置いてなかったが、これだけあればほぼ文句なし(そもそも化粧水を使ったことがない)。
浴室の扉をあけて中に入れば、浴室もまた1号店のCOCOFUROますの湯を彷彿させる落ち着いた佇まいだ。
真ん中に島カランがあるが、その島カランの右側は休憩用の椅子が並んでいる。左手前に立ちシャワーが一つだけ。
その左壁にもカランが並ぶが、奥側も休憩用の椅子が設置され、その頭上には扇風機が稼働していた。体を冷やすのにちょうどいい。
右側を見ると、無料のサウナがある。横には尻敷きマットとサウナハットまで用意されてあった。素晴らしい。
肝心のサウナはというと、やはり無理して作ったためか極めて狭く、暗く、めちゃくちゃ熱い。扉は一つだけだが、保温性はしっかりしている。
しかもなぜかサウナ内で不定期に音楽が流れてくる。自分の時はビートルズのヘイ・ジュードが流れていたが時折邦楽も流れていたり、この演出の意図がいまいち分からなかった。
サウナのマットを交換するときは若い女性が前触れもなく浴室内に入ってくるので、裸体を見られたくない男性はすこし抵抗を感じるかもしれない。
出典:スーパー銭湯全国検索ホームページ引用
▲オートロウリュまでしつらえてある。サウナブームにしっかりと乗っかってるところがいかにも企業経営らしい
浴槽はL字型で、右側が手前に伸びて、奥から左にかけて曲がっている。
手前にあるのは水風呂で、4人ぐらいは入れるスペースだ。意外とそんなに冷たくなくて(たぶん18℃ぐらい)、この辺は安全対策の一環だろう。
出典:スーパー銭湯全国検索ホームページ引用
水風呂の奥が炭酸泉になっている。こちらはここの主浴槽と呼べる一番大きな浴槽だった。4、5人が入っても思う存分手足をのばすことができる。温度も低めなのでかなり快適。
炭酸の濃度はまあまあといったところか。とりわけ高濃度というわけではなかった。ただ、一般の銭湯と比べたら十分に濃度を感じることができる。
最後の左側にあるのが高温湯で、こちらは意外と本格的な熱さだった。たぶん45℃以上はあったと思う。なので足をつっこんでアチッと思ってあまり長湯できなかった。最近は体に優しいお湯しか入らなくなってしまった。
この高温湯の右側(炭酸泉と分ける壁のところ)に座湯の電気風呂がある。
強弱と分かれ、強に手を突っ込んでみたところ普通かなという感じ。なので電気風呂が苦手な人でも、弱なら楽しめると思う。
全体的に灰色を基調とした色合いで、壁はコンクリートの打ちっ放しみたいな感じに仕上がっている。
壁絵は豆タイルで、海岸沿いを描いたもの。緩やかな山の崖が幾重にも折り畳まれ、海辺では小さな船が数隻漂っている。女湯側は少し違う様子に見えたが、男湯側からだとどんな絵なのか確認することができなかった。
天井は若干低いが、そんなに低いわけではなく、マンション銭湯にしてはむしろ高い部類かもしれない。
客層はやはりリニューアルした銭湯ということで、年齢層に偏りがなく、若い人が他の銭湯と比べて圧倒的に多い。
一方でやかましいかというとそんなことはなくて、むしろ静かだった。たまたまそのタイミングだったかもしれないけど、みんなマナーは良かった。
企業経営の銭湯ということで、シンプルかつ真に求められる機能を絞って質を高めており、有限なスペースの使い方は上手だと思った。
一方でリニューアルしたばかりなのにカランのシャワーが不安定で、この辺は不満だった。
元々の設備がダメだったのかよく分からないけど、カランはみんなが長く過ごす場所なのでちょっと残念な点であった。とはいえ、サウナが入浴料込み(追加料なし)というのは素晴らしく、今後とも多くの客たちに支持される大きな強みだろう。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 雑色
経路 すぐ横
周辺の環境 住宅や商店
●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類
サウナ あり
温度 38~46℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル なし(購入は130円)
備え付け あり
◆人
受付 30代後半ぐらいの女性
客層 多彩
【案内】
施設名 COCOFURO たかの湯施設
タイプ 銭湯(公衆浴場)
住所 東京都 大田区 仲六郷2-27-12
アクセス 京浜急行雑色駅から徒歩2分 JR蒲田駅から1.5km、徒歩18分
駐車場 なし
TEL 03-3739-2644
定休日 3、5,9,11月の第3木曜日
営業時間 6時〜24時(最終入浴:23時30分)
料金 大人 (中学生以上) 480円
小人 (小学生以下) 180円
※サウナイキタイナホームページ転載
何か通勤の帰りに行った様な記憶があるのですが。
隆の湯はマンション銭湯なので京急の車内から見えたと思います。あのへんはいろんな銭湯があるので、ほかの銭湯もたくさん発見することができます。
銭湯好きとしては京急は絶好の路線だと思います。