先日は機会があって、自民党有志が集まる「柳下剛君の神奈川県議会議長就任を祝う会」に参加させていただきました。
元来はこうした場に縁遠いの身分なのですが、たまたま声をかけてもらい、枯れ木も山のにぎわいということで末席に座らせてもらった次第です。
発起人は自民党総裁選で惜しくも降りることになった小泉進次郎さん。柳下剛さんとおなじ選挙区の国会議員である三谷英弘さんも名を連ねています。
当初は新横浜で開催する予定だったそうですが、空いている会場がみつからず、横浜ロイヤルパークホテルで開くことになりました。
場所は桜木町にあるランドマークタワーの三階にあります。一般の入り口は三階にありますが、いちど一階に降りてホテルの入り口を通り、再び三階にあがるという経路でした。
手荷物はフロントにあずけて会場の受付でチケットを渡し、胸に緑のシールを貼ってもらいます。それから金属探知機でボディチェックを入念におこないます。
議員の方々が一堂にあつまる場だったので、このあたりは流石にぬかりがありませんでした。
また、政治パーティーということで、並んでいるあいだにもお互いに挨拶し合う光景が広がっていました。
この時は横浜市議会議員の斉藤達也さんと挨拶を交わすことができました。
▲横浜ロイヤルパークホテルの中で一番大きな宴会場である鳳翔です
▲右に今回の主役である柳下さんご夫婦と真ん中に小泉進次郎さん、左に三谷英弘さんがいます
▲最初にあいさつをしたのは、会の発起人である小泉進次郎さん。県議会議長就任祝いの挨拶で引き合いに出したのは、元総理の管義偉さんでした。
かつて横浜市議会議員をしていた管さんは議長になれず羨んだというエピソードを紹介し、総理になった人も憧れる役職が議長ですと場を盛り上げていました
▲次に登壇したのは、三谷英弘さん。柔和な雰囲気の方ですが、快活な話し方で淀みなく祝辞を述べます。三谷さんは、小泉さんと同じ神奈川県選挙区という間柄だけではなく、管さんグループの一員でもあるようです
▲その次に紹介されたのが、黒岩裕治神奈川県知事。多くの方が登壇した中で、もっとも弁の立つ方でした。
アナウンサー出身ということで抑揚がはっきりしてて聞きやすく、自信に満ちあふれた話ぶりが印象的でした。
ベトナムから帰国したばかりで、なんとか間に合ったという話からはじまり、かつて柳下さんと激しくやり合うこともあったが今は仲が良いと語ります。そして話題は、黒岩知事の生まれ故郷である兵庫県の知事選挙の話に。
我が故郷はどうなってしまったのでしょうという嘆き節で、兵庫県知事が県議会議長の就任祝いに訪れますか? 呼ばれることもないでしょうけど…と問いかけて、神奈川県は兵庫県と違いますと強調。二元代表制でも一体となって良好な関係にあることをアピールしていました
▲神奈川県の選挙区にある鈴木馨祐法務大臣も登壇
▲三原じゅん子さん。この方は今だと内閣府特命担当大臣をつとめられていて、過去には三谷英弘さんの応援にもかけつけていました
▲神奈川県を選挙区とする国会議員たちが集結。ただし、管さんと河野太郎さんは代理の方でした。頭ひとつ抜けた背の高い方が三谷英弘さんです。東大法学部出身の48歳。経歴も外観もここまで揃った人は中々いないと思うのですが、比例当選が三回目なので、次は自力で江田憲司さん相手に勝たないと陥落することになります。そのためか一生懸命に挨拶まわりをしていました
▲小泉進次郎さんは大人気で、写真を撮るために行列ができていました。自分も握手をして写真をとってもらいました
やはりここでも話題になったのが兵庫県知事選挙で、黒岩知事が特にそのことに言及していました。
話しぶりから快く思っていないのは明らかで、かつてテレビに在籍していた立場からインターネット界隈によって世論形成の主導権を奪われたことへの苛立ちもあったかもしれません。
個人的に感じたのは、斉藤元彦さんが下馬評をひっくり返した理由は、メディア不信も勿論あったかと思いますが、SNSが新しいストーリーを生み出せたことにあったのではないかと思っています。
小泉進次郎さんのお父さんである小泉純一郎さんは郵政民営化を掲げたときに抵抗勢力と戦うことをアピールして古い自民党をぶっ壊す!と変革を訴えていました。斉藤元彦さんの場合は、既得権益と戦ったことで抵抗勢力から貶められたというストリートが有権者のあいだに浸透し、爆発的な人気につながりました。
石丸伸二さんが躍進した都知事選もまさにその典型例です。
語り部が小泉純一郎さんのときはテレビでしたが、今回はたまたまSNSだっただけという気がします。
いつの時代も悪と戦ってくれる人物を求め、そのキャラクターを演じられる人物が応援されます。既得権益側は、まさに現代の悪代官です。首長は本来なら能力と政策で選ばれるべきですが、昨今の流れは、政治の劇場エンターテイメント化という様相です。
個人的にこうした風潮は良く思っておらず、目立たないところでも一生懸命に汗をかいてくれている人こそ本物のヒーローではないかと思っています。
▲そして、今回の主役である柳下剛さん。まさに陰ひなた関係なく神奈川県のために頑張ってくれる政治家です。
乾杯の挨拶のときは音頭を取った議員の方が、奥様のサポートがあっての議長就任です!と述べられていましたが、奥様の献身的な支えがあったことも言うまでありません。
お世辞抜きで本当に素晴らしいご夫婦で、こういう誠実な政治家が増えたらきっと日本の政治はもっと良くなるだろうなと感じました