音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

男達に政治をまかせると

2012年02月11日 | 日常雑感
世界中では紛争や戦争が絶えない。いつまでたっても無くならない。

日本国内では政治が迷走し、年金・社会制度などデタラメな実態がどんどん明らかになる。

戦争ゲームに熱中しているのも、権力闘争や利権争いに明け暮れているのも男どもだ。

女性は子供を抱え、子供を必死に守りながら生活を守っている。

ここに男性原理と女性原理の特徴を見出すことができる。

攻撃性、論理性、権力志向・・・などは男性的な方向。

子供を産み育む、子供の命を守り育てるのは女性的な方向。
また、情緒・感情、命を産み育む・・・などは女性的方向。

これらをユングは男性原理、女性原理として考察している。

この観点から現代を見回してみると、戦争、破壊、権力闘争・・・など、男性原理が横暴を極めている現状が目に付く。

日本のにっちもさっちも行かない社会構造、権力構造を作り上げてきたのは「男ども」だ。

男どもは、イデオロギーだ、論理だ、理想だ・・・と叫んで争い合っている。

一方、子供を守り、堅実に生活を仕切っているのは女性だ。

男は夢と霞を食って生きているが、女性はしっかり地に足を付けて「生活」をしている。

男性と女性では、どちらが現実を見据えているかというと、これはもう明らかに女性のほうである。

こと「生活」ということで見ると、女性のほうが男性よりもはるかに優れている。

この現実的な女性の視点と思考が政治、社会構造に反映されないことが、現代の閉塞状況の原因だろうと思う。

具体的には、政治家の半数が女性である「べき」なのだ。

なぜなら国民の半分は女性であるからだ。この女性の視点が政治に反映されないのは明らかにおかしい。

女性は男性政治家を内助の功で支えるというのは過去の話だ。

有能な女性が男性に代わって政治を行うべき、というのが現代だ。

イギリスのサッチャー、現在のドイツ首相、アメリカのクリントン国務長官・・・など、有能な女性政治家が日本にも誕生しなければならない。

議員定数を削減する、ということが叫ばれているが、ほんとに必要なことは、議員定数の半数を女性にするべきなのだと思う。

参議院と衆議院の二院制よりも、男性院と女性院の二院制のほうが、はるかに優れていると思う。

これは制度的に無理だろうから、男性議員と女性議員の比率を同じにすることが現実的だろうと思う。

ようするに、戦争や権力闘争や利権争いに明け暮れる「男ども」に政治を任せていては国が滅びる。世界も滅びる。

命を産み、育くむ「母性」である女性の視点が政治や社会構造のすべてに必要なのである。

男どもに政治と社会をまかせていてはいけない。

女性の政治進出、社会進出こそが、現代の閉塞を打開する要点だと思う。

こうした女性の社会進出を支える社会制度の充実こそ、真に必要なものではないかと思う。

おそらく現代は男性主導の世界が崩壊を始め、女性の視点・思考が必要とされる時代になったということなのだろう。


最新の画像もっと見る