伊豆大島では土砂災害が甚大な被害になっている。
これは火山灰堆積地特有の土砂災害だそうだ。
警報の発令について町長の行動が取り沙汰されているようだが、この自然災害については町長に責任を問うのは酷だと思う。
暴風雨で停電の中で避難警報を発令すること自体が危険を招く可能性もあったので、自宅で待機する判断をされた町長の行動に責任を問うのはちょっと違う気がする。
この土砂災害で思うのは日本は火山国であり、伊豆大島のような土壌がたくさんあることだ。
今後予想される温暖化の進行による豪雨や巨大台風により同じような土砂崩れが多発する可能性があることだ。
それと南海トラフ巨大地震のようなプレート境界型地震で予想されている土砂崩れがある。
プレート境界型地震のような巨大地震では長周期地震動により土壌の液状化が起こる。
そのため住宅造成地全体が一気に崩壊する危険性が指摘されていて、先日のNHKの「シリーズ巨大地震」でシュミレーションが紹介されていた。
巨大地震というと津波の警戒しかしていないのが現状のようだが、東京周辺の住宅造成地では何千個の住宅とともに造成地全体が崩壊して大災害になる様子がシュミレーションされていた。
現在では山を切り開いた住宅造成地が都会の周辺を取り囲んでいる。
これらの造成地は恐らく東京周辺と同じ状況になるものと思われる。
これらの危険性は災害が起こるまでは分らない「想定外の危機」といえると思う。
今後予想される巨大地震、豪雨、巨大台風・・・などは、自ら「自らの命を守る」防災意識と行動を取るようにしなければ、自分の命を守ることはできないのではないかと思う。