音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

母性の象徴~鬼子母神

2007年01月13日 | 日常雑感
法華経には、子供を取って食う、鬼子母神と言う
恐ろしい悪鬼の話がある。

鬼子母神は、自分の子さえよければ他人の子など、
と言う母性の本質を表している。

釈迦は鬼子母神の十人の子供の一人を隠した。
鬼子母神は狂ったように、その一人の我が子を探し求める。

釈迦は鬼子母神に向かって、自分の子を失う苦しみを説く。
釈迦の諭しを受けて鬼子母神は悪鬼から善鬼になる誓いを立てた。

このように、他人の子を省みない鬼子母神でさえ
わが子をどのようにしてでも守る、と言う面があった。

しかし昨今の世相の、他人の子をないがしろに思うのはまだしも、
自分の子を虐待し死に至らしめるというのは、鬼子母神も恐れる
非情ではないだろうか。

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