「特定秘密保護法案」については国連の人権委員会からも「憲法に反する」という指摘があった。
「霞ヶ関文学」は非常に広範な解釈ができる「読み物で」官僚が作った今回の法案も、広範な解釈ができる巧妙な文章になっている。
それゆえに、じっくり審議すればするほど問題点が浮かび上がってくるわけだ。
なので国連人権委員会も指摘をした。
まだまだ審議を尽くすべき点が多くある法案なのだ。
修正すべき点も多くある法案なのだ。
読み方によっては どうとでも解釈できるのが「霞ヶ関文学」という「迷文学」の特徴なのだ。
ジャーナリズムをはじめ弁護士団体や法律専門家達、学術界の専門家達は それに気付いたからこそ大反対の声をあげた。
憲法に反して、言論の自由、報道の自由、表現の自由を奪う法案であり、基本的人権を侵害する可能性も多分にある法案といえる。
ここが「霞ヶ関文学」の「霞ヶ関文学」たるゆえんで、まさに「迷文学」といえる。
この法案については成立後も、国民運動としてジャーナリズム、専門家、学術・芸術界、そして国民が修正と運用監視の為に活動が盛り上がることになると思う。
ことに「報道の自由」を制限されるマスコミ・ジャーナリズムがますますの検証と修正を求めていかなくてはならないし、事実、問題点の検証が進むと思う。
そもそも安部政権には「景気浮揚」を国民は期待したのであって、憲法改正や今回の法案まで「白紙委任」したわけではない。
あきらかに安部政権は国民主権から乖離し、国民を敵に回しつつある。
「特定秘密保護法案」はまちがいなく安部政権の「終焉の始まり」となる。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響き有り
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
奢れる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
猛き者も遂には滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ
・・・これが世の常である。
国民の民意を無視して、数に驕る与党は必ず滅びる。
国民の民意の前には「風の前の塵に同じ」である。
「奢れる安部は久しからず ひとへに風の前の塵に同じ」