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終戦記念日の昨日、はじめて極東軍事法廷・東京裁判の実録映像を見た。
A級戦犯28名と国際法廷の様子を初めて見た。
初めにA級戦犯28名全員が一人ひとり無実を宣言する場面があった。
その後、国際弁護団からの発言は印象深いものだった。
この場面は当時は消去されて報道されなかったものらしい。
その発言は。
戦争は国家による合法殺人であり、人道に反した大量殺人であったとしても、それは犯罪として裁けるものではない。
もし戦争を犯罪として裁けるとするなら、原子爆弾投下を画策した人物と、それに決定を下した人物の名前をあげることもできる、というものだった。
なるほど論理的だと思ったが。
しかし納得できないのは「戦争が国家による合法殺人」ということだ。
これが国際間の定見なら、どうのこうの言ってもしようがない。
人類の人道レベルはこの程度だというしかない。
やはり人類の文明レベルは未だ幼児の域を出ないのだろう。
いずれにせよ、人権と人命の絶対的尊厳を脅かすものは何であれ、まやかしであるとしか言えない。