音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

原爆投下 と 極東軍事法廷・東京裁判

2012年08月16日 | 日常雑感


終戦記念日の昨日、はじめて極東軍事法廷・東京裁判の実録映像を見た。

A級戦犯28名と国際法廷の様子を初めて見た。

初めにA級戦犯28名全員が一人ひとり無実を宣言する場面があった。

その後、国際弁護団からの発言は印象深いものだった。

この場面は当時は消去されて報道されなかったものらしい。

その発言は。

戦争は国家による合法殺人であり、人道に反した大量殺人であったとしても、それは犯罪として裁けるものではない。
もし戦争を犯罪として裁けるとするなら、原子爆弾投下を画策した人物と、それに決定を下した人物の名前をあげることもできる、というものだった。

なるほど論理的だと思ったが。

しかし納得できないのは「戦争が国家による合法殺人」ということだ。

これが国際間の定見なら、どうのこうの言ってもしようがない。

人類の人道レベルはこの程度だというしかない。

やはり人類の文明レベルは未だ幼児の域を出ないのだろう。

いずれにせよ、人権と人命の絶対的尊厳を脅かすものは何であれ、まやかしであるとしか言えない。





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